【新日本】1・4恒例ニュージャパンランボーで“怨念坊主”が4年ぶり復活 野上アナとの因縁再び
新日本プロレスが年始恒例の1・4東京ドーム大会『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in東京ドーム』を開催した。本戦の開始に先立ち、これまた恒例となった「KOPW 2024」進出権争奪ニュージャパンランボーが行われた。
レフェリーはタイガー服部、フジタ“Jr”ハヤトが登場
新日本プロレスが年始恒例の1・4東京ドーム大会『ベルク Presents WRESTLE KINGDOM 18 in東京ドーム』を開催した。本戦の開始に先立ち、これまた恒例となった「KOPW 2024」進出権争奪ニュージャパンランボーが行われた。
最初のシングルマッチから1分ごとに1選手が参戦する時間差バトルロイヤルは、通常のルール+オーバー・ザ・トップロープルールを採用。全20選手が参加し、勝ち残り4人が1・5東京・墨田区大会で行われる「KOPW 2024」決定戦4WAYマッチに進出する。
まず登場したのは、チェーズ・オーエンズ(BULLET CLUB/以下BC)とグレート-O-カーン(UNITED EMPIRE/以下UE)。なんとレフェリーはタイガー服部が、昨年2月の同所で行われた武藤敬司引退試合以来の“復活”だ。
3人目として登場したのは、タッグ戦線で名を挙げたゲイブ・キッド(BULLET CLUB WAR DOGS/以下BCWD)。同志であるオーエンズにもナックルを見舞っていく。4人目は、ゲイブのパートナーであるアレックス・コグリン(BCWD)。さっそく息の合ったところを見せる。5人目はジェフ・コブ(UE)。盟友O-カーンも投げ飛ばしてします全開振り。6人目は同じくUEのHENARE。ここでHENAREがコグリンとゲイブを排除。続いて登場したのは石井智宏(CHAOS)。名勝負製造機の登場に、一気に会場のボルテージが上がる。8人目はマイキー・ニコルス、9人目はシェイン・ヘイスト(ともにTMDK)、10人目は高橋裕二郎(BULLET CLUB HOUSE OF TOURTURE/以下HOT)が登場。ここでコブがTMDKの罠にはまって脱落。続いてHENAREも脱落したところで、Jr戦士のマスター・ワトがさっそうと登場。12人目は曲者・2023年最後のKOPW挑戦者となった金丸義信(HOT)が登場し、13人目はなぜかジャージ姿のYOH(CHAOS)が猛ダッシュでリングへ。続いてSHO(HOT)が現れると、YOHがリングから花道へ逆猛ダッシュ。しかしSHOが返り討ちし、ドームならではの長い花道でYOHを痛ぶる。
15人目でサプライズだ。ガンの再発を公表しているフジタ“Jr”ハヤト(みちのくプロレス)が登場し、SHOとYOHをリングへ連れていく。つづいて大歓声で迎えられたのが、石森太二(BC)。ここでヘイスト、ニコルス、石井、ワトがオーバー・ザ・トップロープで脱落。
4年ぶりに飯塚が新日本のリングに登場し大暴れ
17人目として登場したDOUKI(Just 5 Guys/以下J5G)は、ハヤトとやり合うが2人同時に失格。続いてKOPW初代王者・矢野通(CHAOS)が登場するもなかなかリングに入らない。ほかの選手がつぶし合う“漁夫の利”を狙っているのは明らかだ。そして19人目……あのおどろおどろしいテーマソングがヒット、なんと“怨念坊主”飯塚高史が2019年2月の引退試合以来の復活となった。HOTから勧誘を受けるも、渡されたタンクトップを引き裂き共闘を拒否。ラスト20人目はKOPW 2023覇者のタイチ(J5G)。鈴木軍時代の同志である飯塚の忘れ形見であるアイアンフィンガー・フロム・ヘルを持参すると、飯塚が高橋、SHO、金丸を殴打し失格に追い込む。
ここでタイチが飯塚に握手を求めるも、飯塚はタイチに噛みつき、そのままほかの選手に落とされる。残り5人で壮絶な落とし合いが始まり、オーエンズが脱落。32分40秒、O-カーン、SHO、石森、矢野の4選手が「KOPW 2024」決定戦4WAYマッチにコマを進めた。ちなみに試合後も飯塚は、かつて因縁のあったテレビ朝日・野上慎平アナウンサーを襲いYシャツを脱がし、スタンド席でタイチと揉み合うなど大暴れしていた。
バックステージコメントに現れたタイチは「やっと(KOPW)2023の覇者になったけど、覇者の幕切れはあっけなかったなと思って。もちろん狙ってなかったわけじゃないけど、ちょっと仕掛け過ぎちゃったかなというね。飯塚の体を見て分かる通り、たぶんアイツやりたがってんだよ。今日はあんな形で終わったけど、そうだな、さっきアイアン・フィンガーも盗まれちまったし、この続きは3月の『聖帝ツアーin札幌』で続けようぜ、飯塚。そこで決着つけよう」とコメントを残した。