航空機炎上で379人救命の日本航空、補償も迅速「荷物全損のお支払いを始めています」

東京・羽田空港で2日に日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、日本航空が3日、乗客367人への補償金支払いを始めたことが分かった。ENCOUNTの取材に同社広報部が「間違いありません。お帰りの交通費も含めてお支払いを始めております」と回答した。

乗客367人への補償金支払いを始めたことが分かった(写真はイメージ)【写真:写真AC】
乗客367人への補償金支払いを始めたことが分かった(写真はイメージ)【写真:写真AC】

脱出は18分間で完了

 東京・羽田空港で2日に日本航空(JAL)と海上保安庁の航空機が衝突した事故で、日本航空が3日、乗客367人への補償金支払いを始めたことが分かった。ENCOUNTの取材に同社広報部が「間違いありません。手荷物、お帰りの交通費も含めてお支払いを始めております」と回答した。

 補償金額については「申し上げられません」としたが、搭乗者はSNSに「手荷物全損につき20万円の補償金が支払われるとのこと。別途、昨日の帰りの交通費も請求可」「対応が早くてびっくり」「命も救ってくれて有難うJAL」と投稿している。

 また、同社広報部に脱出時の状況を確認すると、着陸が午後5時47分で乗員も含めて379人全員の避難が同6時5分。わずか18分間での脱出完了で、8つのドアのうち開くことができた3つのドアを開け、シューターによって乗客から脱出を始めたという。誘導については、衝突によってアナウンスシステムが破損していたため、乗員がメガホンを使っていた。

「メガホンは万が一の備え、複数個を機内に常備しています。機内でそれらが面積を取りすぎないように、運動会などで使うものよりは細目の構造になっております」(広報担当者)

 乗客の全員が脱出した後は客室乗務員9人と運航乗務員3人が脱出。広報担当者は「無事に全員が避難できたことは、乗員が受けてきた訓練が生きたと思います」と話している。

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