放送終了後に人気がジワジワ上昇中 松本穂香主演ドラマの魅力は「些細な出来事、リアルなセリフ」

読売テレビ・日本テレビ系で放送された松本穂香主演の3週連続のスペシャルドラマ『自転しながら公転する』がTVerにて、全話一挙配信されているが、異例の延長措置が取られた。そんな話題作について宣伝プロデューサーの川島拓氏に話を聞いた。

『自転しながら公転する』で主演を務めた松本穂香【写真:(C)読売テレビ】
『自転しながら公転する』で主演を務めた松本穂香【写真:(C)読売テレビ】

TVerでの全話一挙配信が延長された

 読売テレビ・日本テレビ系で放送された松本穂香主演の3週連続のスペシャルドラマ『自転しながら公転する』がTVerにて、全話一挙配信されているが、異例の延長措置が取られた。そんな話題作について宣伝プロデューサーの川島拓氏に話を聞いた。

 本作品の主人公は30歳独身の都(みやこ/松本)。些細な出来事に思い悩む日々の中で巡り合ったのは寿司屋のアルバイト店員の貫一。都は、貫一の優しさに居心地の良さを感じる一方で、経済的な不安を隠すことも出来ず、そんな2人の関係は近づいて、そして離れてを繰り返しながら物語は進んできた。地上波では全3話の放送が終わったが、好評につきTVerにて異例の全話一挙配信延長がされている。

 年末にドラマの放送が終わっても、その反響がジワリジワリと広がり、放送後も1月18日まで異例のTVer配信が決定。今の時代のドラマのメッセージにはない「じっくり」伝える演出がなされている。同ドラマの特異性について、川島氏は次のように答えた。

ドラマの最大の魅力について「『温かさ』や『納得感』」と語った【写真:(C)読売テレビ】
ドラマの最大の魅力について「『温かさ』や『納得感』」と語った【写真:(C)読売テレビ】

「この作品はドラマチックな事が次々に巻き起こるわけではなく、些細な出来事、リアルなセリフが積み上げられながら、物語が展開されていきます。『強烈なキャラクターがいる!』、『設定がぶっ飛んでいる!』というような、分かりやすいインパクトがあるわけではないので、宣伝の打ち出し方を考える際には難しさを感じる部分もありました。ただ、そんな地に足の着いた物語から生まれる『温かさ』や『納得感』こそが、この作品の最大の魅力です!

 そんな世界観のもと、自転しながら公転する地球のように、自分自身でぐるぐると思い悩み、そんな自身の環境も揺れ動いていきます――。タイトルにも繋がる都の生き様は、全ての人が共感出来ると思います!」

 クランクアップとなったのは、都が憂鬱な想いを振り切って、気持ちを奮い立たせながら東京の夜景を前にして「誰もが自転しながら公転してる……」と自分なりの答えにたどり着く場面。最後のシーンを撮り終わると、松本はスタッフへ向けて「現場の皆さんがいつもニコニコして下さっていたので、私も同じ気持ちで楽しくお芝居することができました」とあいさつ。笑顔の松本を囲うスタッフ一同からは、温かな拍手が巻き起こった。

 松本も「最後にはどこかホッと出来るようなお話になっています。たくさんの方にこの作品が届きますように」と同ドラマの魅力を振り返った。

記事提供:読みテレ(https://www.yomitv.jp/

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