女性に推されるガールズグループ・Girls2、メンバー8人の関係性「どこにいても素でいられる」
ガールズ・パフォーマンスグループ・Girls2(ガールズ・ガールズ)が12月20日、最新EP『アクセラレイト』をリリースした。昨年3月から8人編成で再出発。今作もロックナンバーからダンスナンバーまでステージ映えを意識した作品の構成になっている。昨年、ENCOUNTが実施した読者アンケート企画「あなたの推しアイドルは?」で上位にランクイン。同世代の女性ファンを増やしている中、リーダーの鶴屋美咲、現役JKメンバー・菱田未渚美、ENCOUNT初登場の隅谷百花が2024年最初の取材に応じた。2回にわたるインタビュー記事「前編」のテーマは「お気に入りのファッション」。
インタビュー「前編」 鶴屋美咲、菱田未渚美、隅谷百花のメイク&ファッション
ガールズ・パフォーマンスグループ・Girls2(ガールズ・ガールズ)が12月20日、最新EP『アクセラレイト』をリリースした。昨年3月から8人編成で再出発。今作もロックナンバーからダンスナンバーまでステージ映えを意識した作品の構成になっている。昨年、ENCOUNTが実施した読者アンケート企画「あなたの推しアイドルは?」で上位にランクイン。同世代の女性ファンを増やしている中、リーダーの鶴屋美咲、現役JKメンバー・菱田未渚美、ENCOUNT初登場の隅谷百花が2024年最初の取材に応じた。2回にわたるインタビュー記事「前編」のテーマは「お気に入りのファッション」。(取材・文=福嶋剛)
――結成5年目を迎えました。女性ファンが増えてきたことでの手応えは。
隅谷「このグループを始めた時から、『女の子たちの憧れになれるような存在』を目標に頑張ってきたので、すごくうれしいです。パフォーマンスだけじゃなくて、ファッションもまねしてくださるファンの方もいて、感謝の気持ちでいっぱいです。『私たちでいいの?』と思ったりしますが、ファンのみなさんは私たちに自信を与えてくれる存在。いつも元気をもらっています」
菱田「私も小さい頃は、事務所の先輩方に憧れていたので、そのステージに立つ側になって、たくさんの人に見られているというのが、いまだに不思議な気持ちです。だけど、私たちのパフォーマンスを見て、『私も頑張ろう』とか思っていただけるのはすごくありがたいです。ファンのみなさんが、Girls2を日常の一部として捉えてくださること自体、すごくうれしいなって思います」
鶴屋「Girls2ってお互いにどこにいても素でいられる関係なので、ライブのMCも、『ちょっと素を出しすぎたかな?』って心配するくらい自由です。そんな『パフォーマンスとMCのギャップが好き』と言ってくださるファンの方が多くて、それもうれしいです。私は『常に変化し続けていきたい』と思う好奇心の塊みたいなタイプですが、ファンのみなさんには、いつも温かく見守っていただいています。なので、これからも自分にウソをつかずにやっていきたいなって思います」
――Girls2はどんな風に成長していますか。
菱田「良い感じのコミュニケーションが取れているのかなと感じます。初めの頃と比べるとプライベートでメンバーとご飯に行く機会も増えました。お互いに分かり合おうとしているなって。なので、今はすごく心地良いと思える距離感でつながり合っていると思います」
鶴屋「あと、お互いに干渉し過ぎないのも良いのかもしれません」
隅谷「ステージでも『8人全員で楽しもう』という意識が強いです。パフォーマンス中も『みんな一緒に良いステージを作っていこう』という空気感でつながっているので、私もそんな瞬間が大好きです」
――3人のメイクやファッションのこだわりについて教えてください。
鶴屋「私は金髪がこだわりで、1回、黒めのダークなカラーにしたら、気分も暗めになっちゃって(笑)。髪色のせいにしちゃいけないけど気分に合ったカラーは大事です。あと、私も今は髪を伸ばしたいモードなので、金髪ロングが目標です。ヘアカラーに合わせて服選びもめちゃくちゃ幅が広がっています。オフのコーデは、甘辛のミックスがめっちゃ気に入っていて、ジャケットにスニーカーとか、かわいいロングスカートにちょっとゴツいアクセサリーを付けたりとか、フォーマルとカジュアルをミックスさせてギャップを作るのが好きです。それに合わせたメイクも楽しんでいます」
隅谷「最近はロングヘアがお気に入りで髪色はその時の気分です。でも、偶然なんですけど、いつも衣装にハマるんですよ。メイクも髪色に合わせて、いつもよりちょっと濃い目にしたりするのも楽しいですし。あとはカラコンを入れたらバッチリかなって(笑)。結構、軽めが多いかもしれないです」
菱田「私はロングの黒髪でぱっつんの前髪みたいなスタイルはデビュー当時から変わっていなくて、自分が一番楽な髪型です。高校を卒業するまでは染めないと思います。オフの服装は結構カジュアルです。最近はガーリーまでいかないんだけど、きれい目な服を選んでいます。好きな色合いはその時によって変わるんですが、今はホップな感じというより、ちょっとくすみ系が気に入っています。冬はちょっとふわっとした触り心地の良いものを着ることが多いですね」
――最新EP『アクセラレイト』の注目ポイントを教えてください。
鶴屋「私は1曲目の『I wanna宣言』を紹介します。この曲は『私がモテてどうすんだ』(2020年)以来のGirls2の中でもあまりないバンドサウンドなので、歌い方にパキパキ感を出そうと思ってアヴリル・ラヴィーンやケイティ・ペリーを参考にしました。私は声質的に柔らかい方なので、今回は歌い方にも挑戦しています。ぜひ、注目して聴いてみてもらえるとうれしいです」
菱田「私は2曲目の『どっち!?』を紹介します。この曲は、とってもリズミカルで、『あなたは表と裏どっちが好き?』といった言葉遊びみたいな面白い歌詞が特徴です。私はどっちと聞かれたら、表の気持ちを裏に秘めちゃうタイプかもしれませんね(笑)」
隅谷「3曲目の『Rise & Shine』は今回のEPに収録した中で一番さわやかな曲で、歌もスムーズにレコーディングできました。『もうすぐ会えるわ♪』といったワクワクするような言葉が歌詞になっているので、個人的には朝、家を出る前に聴くと元気が出そうだなって思っています。朝に聴いてほしい曲です」
――昨年の2023年はどんな1年でしたか。
鶴屋「私にとって、すごく考え方が柔らかくなった1年だったなって思います。今までは、常に『あれしなきゃ、これしなきゃ』と思ってオフも予定を詰め詰めにして、予定通りに進めるのが好きでした。だけど、去年はそういう縛りを1度捨てて、その時、自分がやりたいことに素直になってみようと思ってやってみたら、すごくそういう時間を楽しめるようになりました。いろんなラジオを聴くようになったり、新しい音楽を発見したり、街を散歩していると、目に入ってくる景色が今までよりも増えてきました。そして、『何にもしない時間も楽しいな』と思えるようになりました」
菱田「一番の思い出は、初めてTGC(東京ガールズコレクション)のランウェイを歩いたことです。大好きなTGCでしかも、私のお気に入りのブランドさんのランウェイだったので、めちゃくちゃうれしかったです。グループじゃなくて1人だったので、出る前はめちゃくちゃ緊張していました。でも、ランウェイを歩いた瞬間、ものすごく気持ちよくて楽しかったです。来年もまたそんなチャンスがあったらぜひ、挑戦してみたいです」
隅谷「私は昔から運動が苦手で特に走ること大嫌いだったんですが、今年は健康を考えて結構、走っていて、今までできなかったんですが、30分走り続けることができるようになりました。毎日ではないんですが、週に何回か走るようにしていて、今年も継続したいと思います。でも、運動はやっぱり苦手だな(笑)」
□Girls2(ガールズ・ガールズ) 2019年6月にガールズ・パフォーマンスグループとしてデビュー。メンバーは、テレビ東京系の特撮実写ドラマ『ガールズ×戦士シリーズ』(17~20年)のオーディションで、それぞれが主演の座を獲得。歴代ヒロインを務めた卒業生で構成している。19~21年には、メンバー全員がテレビ東京系『おはスタ』に“おはガール”としてレギュラー出演。
Girls2公式HP:https://www.girls2.jp/