堀口恭司、RIZIN史上初の2階級制覇を達成! ベルトを巻かれ満面の笑み 神龍誠との“再戦”で完全決着
メインカードでは初代・第4代RIZINバンタム級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が神龍誠(神龍ワールドジム)に2R・一本勝ちを収めた。ノーコンテストとなった7月30日以来の再戦を制し、初代フライ級王座を獲得。史上初のRIZIN2階級制覇を達成した。
初代RIZINフライ級王座決定戦
格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」(2023年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)メインカード RIZINフライ級王座決定戦 MMAルール(57キロ、5分×3R)
メインカードでは初代・第4代RIZINバンタム級王者の堀口恭司(アメリカン・トップチーム)が神龍誠(神龍ワールドジム)に2R・一本勝ちを収めた。ノーコンテストとなった7月30日以来の再戦を制し、初代フライ級王座を獲得。史上初のRIZIN2階級制覇を達成した。
両者は7月30日の「超RIZIN.2」で初代Bellator世界フライ級王座をかけて対戦。1Rに堀口の偶発的なアイポークでノーコンテストに。わずか25秒で試合が終わっていた。
堀口は“史上最強のMade In JAPAN”の異名を持つ33歳。空手をバックボーンに修斗でプロデビュー。2013年にはUFC参戦。17年からはRIZINに参戦し、18年の大みそかにはRIZIN初代バンタム級王座の座についた。19年にはRIZIN王座を保持したまま、Bellator世界バンタム級王座を獲得した。この試合までのMMA戦績は31勝(15KO、4一本)5敗。
DEEPフライ級王者の神龍は23歳の新星。RIZINデビューから4連勝中、通算7連勝中と勢いに乗っていたが、堀口の壁は高かった。
1R、堀口は神龍の中途半端なテイクダウンを見逃さずギロチンチョークの形に。コーナー際でコントロールするも、うまくしのがれる。しかし再度絞め直しギロチンチョークへ。これを逃げられるとバックを取られ、今度は自身がコントロールされる展開になる。目まぐるしい動きのあるラウンドだった。
2R、打撃で一気に仕留めにかかる。目にもとまらぬジャブ、ストレート、フックのコンビネーションで神龍を圧倒する。グラップリングの展開では有利なポジションをお互いに奪い合い、何度もポジションが入れ替わった。最後は一瞬の隙を突き、バックを奪いリアネイキッドチョークへ。そのままタップアウトを奪った。
試合が終わると堀口は顔をくしゃくしゃにして喜ぶ。何度も「フォー!」と叫び、ベルトを巻かれる瞬間には白い歯を見せ、両手を上げていた。
試合後、マイクを握った堀口は「ここに集まっていただきありがとうございました。本当に神龍選手めちゃめちゃ強くて、最初1Rつえーなと思ったんですけど、ベテランの意地を見せました。ちょっと神龍君さATTこない? 一緒に練習しましょう」と健闘をたたえていた。