【RIZIN】BreakingDownで最強だった冨澤大智、プロの王者は「強かった」 悔しさあらわ「僕はまだまだ弱い」

格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」(2023年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)第3試合 キックボクシングルール(60キロ、3分×3R)

判定負けを喫した冨澤大智(左)【写真:山口比佐夫】
判定負けを喫した冨澤大智(左)【写真:山口比佐夫】

現Krushフェザー級王者に完敗

格闘技イベント「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」(2023年12月31日、さいたまスーパーアリーナ、ABEMA PPVで全試合を完全生中継)第3試合 キックボクシングルール(60キロ、3分×3R)

 BreakingDownからの刺客・冨澤大智(フリー)が現Krushフェザー級王者・篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)に0-3の判定負けを喫した。2度のダウンを奪われ、いつものクールな表情はなかった。

「試合中にダウンしたのも初めてだった。やる前から分かってましたけど、すごいボクシングうまいなって思いましたね」

 膝蹴りで対戦相手を沈めるいつもの姿はない。パンチはなかなか届かず、圧倒的な力の差を見せつけられ、完敗だった。それでも顔はスッキリしていた。

「それでいいんすよ。それでいい。Krushのチャンピオン強かった。僕が勝っても彼が勝っても面白かった。それが格闘技の醍醐味(だいごみ)。彼がKrushのチャンピオンで本当に強いって世間に知ってもらって、僕はまだまだ弱いって世間に知ってもらった。僕はまだまだ強くなる。でもプロの世界って本当に強いから。だからプロも見てみようと思ってくれる人が増えてくれたら、格闘技盛りあがっていくから。これでいいです」

 試合後には篠塚から「男として良かった。いいじゃん、気持ち強いじゃん」と声をかけられていた。それについて問われると「うれしいですよね。僕は試合が終わってからギスギスしたくない。格闘技の面白さってそこにあると思う。篠塚選手が僕のことを良いと思ってくれたんだったら素直にうれしい。まだこれから強くならないといけないなって思います」と語った。

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