【ブギウギ】茨田が特攻隊の前で『別れのブルース』 菊地凛子「切ない場面…複雑な思い」
俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第66回が5日に放送され、菊地凛子が演じる茨田りつ子が、戦地の向かう十代の若き特攻隊の隊員らの前で『別れのブルース』を歌うシーンがあった。りつ子のモデルである淡谷のり子さんも実際に特攻隊の隊員の前で歌っていた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、菊地の撮影の様子など舞台裏を明かしてくれた。
茨田のモデルとしている淡谷のり子さんの有名なエピソード
俳優の趣里が主人公・福来スズ子を演じるNHKの連続テレビ小説『ブギウギ』(月~土曜、午前8時)の第66回が5日に放送され、菊地凛子が演じる茨田りつ子が、戦地の向かう十代の若き特攻隊の隊員らの前で『別れのブルース』を歌うシーンがあった。りつ子のモデルである淡谷のり子さんも実際に特攻隊の隊員の前で歌っていた。制作統括の福岡利武氏が取材に応じ、菊地の撮影の様子など舞台裏を明かしてくれた。
「有名なエピソードですので、ドラマでもぜひやりたいと思っていました。特攻隊の隊員を演じる人たちも実際に会って話し、丁寧に選んで準備しました。皆さん特攻隊に関する映画などを見て、気持ちを作ってもらえたと思います。ぜひやりたいと言う人たちで、だいぶ前から短髪にしてもらい、日焼けもしていただきました」
りつ子の歌を聴いた隊員たちは「もう思い残すことはありません」「覚悟はできました」「ありがとうございました」と、りつ子に感謝し、戦地へと飛び立った。歌い終わった後、普段は気の強さそうなりつ子は号泣した。演じた菊地の様子はどうだったのか。
「当日は本当に緊張している様子が印象的でした。いつものお客さんではないという思いがあったでしょうから。特攻隊の隊員の前で歌うことで、菊地さんもより一段と複雑な思いを持って、いいお顔で歌っているという印象でした」
歌唱中に飛び立つ隊員も実際にいたとされる。菊地の思いも気になる。
「『切ない場面。歌うことで背中を押していいのか、どうか複雑な思いです』と話していました。複雑な心境と緊張感がすごくありました」