大みそかに行われる格闘技イベント「RIZIN.45」（埼玉・さいたまスーパーアリーナ）の試合前会見が29日、都内で行われている。格闘技エンターテインメント「BreakingDown」からの参戦となった冨澤大智が平本蓮への批判の真意を明かした。

　常にSNSで過激発言を続けている平本。格闘技界では唯一無二の存在になっている。「未来を考えたらお前の存在はデメリットでしかない」。冨澤はSNSでのトラッシュトークのなかで平本をこう斬った。

「格闘技をやりたい人間を減らしていっていますよね。いまMMAの人とか平本くんに誰もケンカ売れないじゃないですか。あの人に噛みつかれるのが怖いから。それぐらいの立ち位置になっちゃってるじゃないですか。

　例えばアマチュアからプロに上がりたい選手とか、平本くんに絡みたくないんですよ。平本くんのようなスタイルを目指すかっていったら誰も目指してないじゃないですか。あのスタイルなら誰でも平本くんぐらい知名度、影響力をつけられるのを分かっていても誰もまねしない。プロをやりたいって人口は減っていってるんですよ。盛り上がっているのは分かりますよ？　あの子がやってることで舞台がすごく盛り上がるのは分かる。でもお前だけだよ」

　その上でBreakingDownの盛り上がりとの違いをこう指摘する。

「BDはいっぱい批判はあるけど、BreakingDownに出たいから格闘技をやってる人っていっぱいいる。格闘技の人口を増やすのはすごい大切なことなんですよ。市場規模を増やさないと会場にお客さんは集まらないんですよ。

　彼は彼なりに思いもあって、自分のこだわりがある。でも俺は平本くんはそういうところで見せる必要ないんじゃない？　って思っています」