チャンネル登録者81万人を超える人気YouTuber・Momoka Japan（モモカ・ジャパン）が25日、自らの動画制作の体験を漫画化した書籍『Momoka Japan　外国人が日本食を食べて感動が止まらない』の発売会見を都内で開催。外国人観光客を相手に日本食を堪能してもらう人気チャンネルの制作秘話や漫画化された著書について話をした。

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　京都府出身のMomoka Japanは、21歳の頃、カナダで初めて日本のお菓子に関するリアクション動画を公開して以来、外国人観光客が初めて日本食を食べた時のリアクションを紹介する動画を次々と紹介。これまで6年間で約600本の外国人のリアクション動画をアップし、25日現在、登録者が81万5000人を超える人気YouTuberだ。

　YouTubeを始めたきっかけについて聞かれると「6年前は大学生で英語を勉強していました。同時にYouTubeと食にも興味があったので全部あわせてYouTubeチャンネル『Momoka Japan』を開設しようと思いつきました」と話した。

　独学で学んだ英語を使い、都内や京都を歩いている外国人観光客に直撃。初めて食べてみたい日本食について質問し、お勧めの店に行き、そのリアクションを撮影しているという。

「優しそうな雰囲気の方を見つけて『YouTubeの企画で日本食を紹介していて、一緒にご飯に行きませんか？』って声を掛けています。初めの頃は声を震わせて緊張していたんですが、今は楽しく街で声を掛けています。いつも30分以内に見つけられなかったらその日は諦めようと思ってやっているんですが、だいたい2組目以内でOKをいただけます。そしたら『何を食べたいですか？』とお聞きしてご馳走します。始めた頃はこんなに人気になるとは思ってなくてビックリしました」と振り返った。

　外国人に人気のある日本食を聞くと「和牛です」と即答し、「口の中でとろけるお肉は日本特有なのでみなさん驚かれます。私も和牛が大好きです」と答えた。

　そんな6年間の活動を漫画化した著書『Momoka Japan　外国人が日本食を食べて感動が止まらない』を12月14日に発売すると発売から3日目で重版が決定するという人気ぶりだという。

「とってもうれしいです。私の動画の中で一番再生回数が多い外国人の方のお話を本にもさせていただいたんですが、その方たちがまた日本にいらっしゃった際に今回の本を差し上げたらすごく喜んでいただけて私も本当にうれしかったです」

　記者から「Momoka Japanにとって日本食とは？」と聞かれると、「日本食には出汁文化があって、旨味とか出汁が日本食を特別なものにしてくれるのかなと思います。みなさんから『本場の日本食は違うなって』いう感想をいただきます。日本食に誇りを持っているのでこれからも外国人のみなさんに日本を楽しんでいただきたいですし、私も日本食の美味しさをシェアしていきたい」と答えた。

　今後の夢について聞かれると「海外ロケをして海外に住んでいる方にも日本食を紹介できる企画ができると楽しそうだなと思っています」と目を輝かせた。