『M-1』第19代王者・令和ロマン、偉業だらけの優勝 1番手最高点、最少結成年数など記録ずくめ

漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の決勝戦が24日に放送され、令和ロマンが第19代王者に輝いた。結成5年目かつトップバッターでの優勝と偉業ずくしとなった。

第19代王者に輝いた令和ロマン【写真:(C)M-1グランプリ事務局】
第19代王者に輝いた令和ロマン【写真:(C)M-1グランプリ事務局】

さや香、ヤーレンズ、令和ロマンの3組が最終決戦に進出

 漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2023』(ABCテレビ・テレビ朝日系)の決勝戦が24日に放送され、令和ロマンが第19代王者に輝いた。結成5年目かつトップバッターでの優勝と偉業ずくしとなった。

 今大会のファイナリストは、ダンビラムーチョ、カベポスター、くらげ、マユリカ、モグライダー、令和ロマン、さや香、真空ジェシカ、ヤーレンズ、敗者復活枠のシシガシラ。さや香が659点、ヤーレンズ654点、令和ロマンが648点で最終決戦へと進み、最終決戦では令和ロマンが4票、ヤーレンズが3票と大接戦での優勝となった。

 決勝トップバッターで最終決戦へ進んだ令和ロマン。トップバッターで優勝したのは、2001年初代王者の中川家以来2組目。最終決戦進出も2005年の笑い飯以来、3組目だった。高比良くるまは、「うれしいです。中川家さん以来のトップバッターで優勝できて」と喜びをかみしめた。

 さらに、ファーストラウンドでは、648点を記録。21年のモグライダーが記録した637点を抜き、過去最高得点となった。

 また、コンビ結成5年目での優勝は、2018年に優勝した霜降り明星の結成6年目を上回る最少結成年数記録となった。

 大会終盤に言葉を求められた高比良は「来年も出ます!」と宣言。相方の松井ケムリも動揺した表情を浮かべながらも「来年も出るみたいです」と重ね、さらなる偉業となる2連覇へ意欲を見せた。

 最終決戦は令和ロマン、ヤーレンズ、さや香の順でネタを披露。過去最多エントリーとなった8540組の頂点に立った。

 最終決戦のトップバッターを務めた令和ロマンは、三密(密閉・密集・密接)回避やサブスクなど取り入れた町工場ネタを披露。ネタ後、今田は笑い泣きでハンカチで目を拭く場面もあった。

 2組目のヤーレンズは、ラーメンと駐車場をかけ合わせたネタ。今田は「さすが」と実力を認めていた。ラストは、さや香が仮想通貨や世の中の問題を数学「四則演算」を熱弁した。

 審査員はダウンタウンの松本人志、博多華丸の大吉、山田邦子、中川家の礼二、サンドウィッチマンの富澤たけし、ナイツの塙宣之の6人が続投し、新たに海原ともこが加わった。MCは今田耕司、上戸彩が務めた。

 出演した10組の得点は下記の通り。

1組目:令和ロマン/648点
山田邦子(92)大吉(91)富澤たけし(94)塙宣之(93)海原ともこ(94)礼二(94)松本人志(90)

2組目:シシガシラ/627点
山田邦子(87)大吉(88)富澤たけし(91)塙宣之(90)海原ともこ(92)礼二(91)松本人志(88)

3組目:さや香/659点
山田邦子(98)大吉(94)富澤たけし(95)塙宣之(93)海原ともこ(96)礼二(94)松本人志(89)

4組目:カベポスター/635点
山田邦子(94)大吉(89)富澤たけし(88)塙宣之(89)海原ともこ(95)礼二(92)松本人志(88)

5組目:マユリカ/645点
山田邦子(92)大吉(90)富澤たけし(96)塙宣之(92)海原ともこ(92)礼二(92)松本人志(91)

6組目:ヤーレンズ/656点
山田邦子(93)大吉(91)富澤たけし(97)塙宣之(93)海原ともこ(96)礼二(93)松本人志(93)

7組目:真空ジェシカ/643点
山田邦子(90)大吉(95)富澤たけし(93)塙宣之(91)海原ともこ(91)礼二(91)松本人志(92)

8組目:ダンビラムーチョ/631点
山田邦子(93)大吉(89)富澤たけし(92)塙宣之(91)海原ともこ(90)礼二(89)松本人志(87)

9組目:くらげ/620点
山田邦子(89)大吉(87)富澤たけし(89)塙宣之(90)海原ともこ(89)礼二(90)松本人志(86)

10組目:モグライダー/632点
山田邦子(87)大吉(89)富澤たけし(90)塙宣之(91)海原ともこ(93)礼二(91)松本人志(91)

トップページに戻る

あなたの“気になる”を教えてください