“ムエタイの神童”吉成名高が新たな快挙を打ち立てた。23日にタイ・ラジャダムナンスタジアムで行われた、ラジャダムナン・ワールド・シリーズ（RWS）に参戦。ラジャダムナンスタジアム認定スーパーフライ級暫定王座決定戦でシューサップ・トー・イッティポーン（タイ）と対戦すると、2Rに左ストレート一撃で失神KO。タイ人以外では史上初となるラジャダムナンスタジアム3階級制覇を達成した。

　末恐ろしい22歳だ。吉成が豪快に快挙を達成した。1Rから的確に左ストレートを当てると、仕留めたのは2Rだ。ガードを固める相手を下がらせると、ガードの隙間から左ストレートを打ち抜いた。

　被弾したシューサップはそのまま卒倒。失神していた。7年前には敗れていた相手へのリベンジに成功し、前人未到の3階級制覇を成し遂げた。

　これで27連勝を飾った吉成。試合後には自身のXで「本日の暫定王者決定戦、2RKOでSフライ級の暫定王者になることができました。支えてくださった方、応援してくださった方のお陰で最高の形でリベンジをすることができました。有難うございます　正規王者として3階級制覇を達成するまであともう一歩、これからも感謝の気持ちを持って精進していきます」とさらに上を目指す意向を記していた。

　衝撃KOは日本でも配信されており、ネット上では「えっぐい左ストレート」「3階級制覇すら途中経過」「もはやレジェンドレベル」「吉成名高ほんとにもっとスターにならないとおかしい。強さが異常…」「ムエタイ界の井上尚弥だよ、本当」「吉成名高選手みたいな方が、もっと注目される格闘技界であってほしいです」「吉成名高の為した事は、ある意味井上尚弥と同じレベルで凄い事なんだがな…！」などと拍手が送られている。