俳優の本島純政が22日、都内で行われた映画『仮面ライダー THE WINTER MOVIE ガッチャード&ギーツ 最強ケミー★ガッチャ大作戦』の初日舞台あいさつに、俳優の本宮泰風らとともに登壇した。

　本作は、2023年8月27日までテレビ朝日系で放送された『仮面ライダーギーツ』と、現在放送中の『仮面ライダーガッチャード』のクロスオーバー作品。突如現れたレベルナンバー10の大魔法使いのケミー・クロスウィザードの力によって、仮面ライダータイクーン、ナーゴ、バッファの3人がケミー（人工生命体）にされてしまい、その魔法を解くべく、宝太郎と英寿たちがチームに分かれてレベルナンバー10の最強ケミー捕獲ゲームに挑む。

『仮面ライダーガッチャード』初の映画公開に、一ノ瀬宝太郎／仮面ライダーガッチャード役の本島は「この日がついに来たかって感情で、毎日この映画を作るために全力でキャストとスタッフのみなさんと頑張っていたので、その熱量が映画を通して伝わっていればうれしいなって思います。僕も映画館に見に行きたいと思います」と感慨深げに語り、何回見にいくか追求されると「じゃあ5回くらい」と答え、周りから「少なっ！」「そんなに多くないな」と突っ込まれた。

　また、2004年に放送された『仮面ライダー剣』に、伊坂／ピーコックアンデッド役で出演して以来、20年ぶりに「仮面ライダー」作品に出演した本宮は、若手俳優陣と共演した感想を求められると「よくわからない（笑）。特にこの子はよくわからない」と本島を指し、「（本島は）天才だと思っていて、言いようがないんですけど感覚的なものを。これからバンバンいくのでみなさんよろしくお願いします」と絶賛。加えて、本宮は「ほとんど会話ができない不思議な子なんです」と言うと、本島は「会話ができない天才……」と困惑したが、共演陣らは「そうですね」と納得。本宮から「みんなに支えられてるんだよ」と声をかけられた本島は「それは間違いないんですけど、俺も日本人なんですよ……」と納得いかない様子だった。

　さらに、今年の感想と来年の抱負を聞かれた本島は「今年は新しいことがいっぱいで、3月に事務所に入ってライダーのこの役をいただいて、演技の経験も浅いですし、アクションシーンもいっぱいさせていただいたので、この経験を生かして、来年は成長した一ノ瀬宝太郎と本島純政を見せることができたらなと思っています」と目を輝かせた。

　このほか、同舞台あいさつには松本麗世、藤林泰也、安倍乙、富園力也、熊木陸斗、簡秀吉、佐藤瑠雅、星乃夢奈、青島心、メガホンをとった山口恭平監督も登壇した。