【相棒22】“正義の内村”、再び元人格復活でファンがっくり「クズに戻ってて草」

俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』(水曜午後9時)の第9話が、20日に放送された。今回は、俳優の片桐竜次演じる警視庁刑事部長・警視長の内村完爾の“キャラ戻り”に、ネット上で反応があがっている。

水谷豊【写真:ENCOUNT編集部】
水谷豊【写真:ENCOUNT編集部】

元日スペシャルには甲斐享のパートナーが9年ぶり登場

 俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演するテレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』(水曜午後9時)の第9話が、20日に放送された。今回は、俳優の片桐竜次演じる警視庁刑事部長・警視長の内村完爾の“キャラ戻り”に、ネット上で反応があがっている。

 同作は、2000年に誕生した刑事ドラマシリーズ。警視庁で“人材の墓場”と呼ばれる『特命係』に配属された警部・杉下右京とその相棒たちが、数々の犯罪事件を解決していく。もともとキャリアとして警察庁に入庁した右京は、“切れモノ”過ぎるが故に上層部からにらまれ、閑職に追いやられたが、卓越した洞察力と名推理で事件の謎を解き明かしていく。

 寺脇演じる特命係巡査部長の亀山薫は、season1からの“初代相棒”。約14年ぶりに“五代目相棒”として右京とのコンビが復活し、今作で再会2年目となる。

(※以下、ドラマの内容に関する記述があります)

 青年実業家の弓生崇智(赤ペン瀧川)が、闇金トラブルでヤクザともめ、組のナンバー2である若頭・鬼丸播磨(三国一夫)を絞め殺す事件が発生。問題の組は、武闘派として知られる広域指定暴力団『扶桑武蔵桜』だった。

 扶桑武蔵桜は、20年放送のseason19の第1話『プレゼンス』と第10話『超・新生』にも登場。組長の桑田圓丈(大石悟朗)は当時、内村と昵懇(じっこん)の仲だった。ヤクザと癒着し権力の塊だった内村は、特命係の右京と亀山のことも邪険に扱っていた。しかし『超・新生』の回で鉄パイプで頭を殴られ生死をさまよい、臨死体験したことから人格が急変。「ないがしろにしてきた正義を取り戻す」と発言し、法と正義の順守に努め、特命係にも寛容になっていた。今回も内村は、桑田に暴力団の解散を勧め、右京と亀山には弓生の護衛につくよう指示していた。

 しかし、実際に桑田が解散届を提出すると、驚いた内村は階段から足を踏み外してしまい転落。再び生死をさまよう。その際、夢に桑田が現れ、「せめて、自分らしく生きようぜ。昔みてぇに。なぁ……内村」と呼びかける。桑田の声に目を覚ました内村は、“正義の内村”から“元々の人格”に戻っており、再び特命係を目の敵(かたき)にし始めるのだった。

 内村の元人格復活にSNS上では、「内村刑事部長戻っちゃったよ~笑」「クズに戻ってて草」「薫ちゃんにとってはつかの間のホワイト内村部長だったね…」と残念がる声が。また「内村さん、頭を打つ度に、良き人になったり、悪人になったり…(笑)」「来シーズンで二重人格になるんじゃなかろうか。状況に応じて切り替えられる感じ」と予想する声も上がった。

 次回は24年1月1日に元日スペシャルを放送。14年~15年に放送されたseason13で三代目相棒だった甲斐享(成宮寛貴)のパートナーである笛吹悦子(真飛聖)が9年ぶりに登場する。甲斐は右京の相棒にもかかわらず、season13の最終回『ダークナイト』で逮捕されている。悦子は甲斐との子を妊娠し、同時に急性骨髄性白血病を患っていることも明らかになっていた。SNS上では「元日SP今から楽しみ」「久々のカイト君の話題が出てうれしい」と待ちわびるファンも見られた。

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