【紅白】ゲスト審査員を発表 堺雅人、吉高由里子、バカリズムら8人

NHKは20日、大みそか恒例の『第74回NHK紅白歌合戦』(午後7時20分)のゲスト審査員8人を発表した。併せて、審査方法も決定した。

堺雅人が『第74回NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員に決定
堺雅人が『第74回NHK紅白歌合戦』ゲスト審査員に決定

「会場審査員」「視聴者審査員」「ゲスト審査員」の投票で勝敗決定

 NHKは20日、大みそか恒例の『第74回NHK紅白歌合戦』(午後7時20分)のゲスト審査員8人を発表した。併せて、審査方法も決定した。

 審査員は北口榛花、国枝慎吾、堺雅人、俵万智、寺島しのぶ、寺田宜弘、バカリズム、吉高由里子の8人となる。

 また、審査方法も発表され、紅組・白組の勝敗は、テレビの前の「視聴者審査員」、NHKホールの観客による「会場審査員」、番組に出演する8人による「ゲスト審査員」の投票で決定する。勝敗は、「視聴者審査員」で投票数が多かったほうに1ポイント、「会場審査員」で投票数が多かったほうに1ポイント、「ゲスト審査員」で投票数が多かったほうに、1ポイントの3ポイントを競い、2つ以上のポイントを獲得した組が「優勝」となる。

 今年の紅白歌合戦のテーマは「ボーダレス-超えてつながる大みそか-」。司会は有吉弘行、橋本環奈、浜辺美波、高瀬耕造アナウンサーの4人が担当する。

 審査員のプロフィールは以下の通り

○北口榛花
1998年生まれ。北海道出身。
やり投げの女子日本記録保持者(67メートル38)。
中学生までは競泳やバドミントンに取り組み、高校進学後、陸上競技を本格的に始める。
高校3年生だった2015年、世界ユース選手権で金メダルを獲得して注目を浴びる。
2021年の東京オリンピックで決勝進出。
今年8月に行われたブダペスト世界選手権大会では日本の陸上女子フィールド種目でオリンピック・世界選手権を通して史上初となる金メダルを獲得した。
また、陸上の世界最高峰の大会、ダイヤモンドリーグの「ファイナル」でも優勝し、日本選手初の年間チャンピオンに輝いた。
2024年パリオリンピック日本代表選手に内定している。

○国枝慎吾
1984年生まれ。千葉県出身。9歳で脊髄腫瘍のため車いす生活となり、11歳で車いすテニスを始める。
2006年、アジア人初の世界ランキング1位に。
2007年には、車いすテニス史上初となる「年間グランドスラム」を達成。
2009年4月、車いすテニス選手として日本初のプロ転向を宣言。
2021年、東京パラリンピックで2大会ぶり3度目の金メダルを獲得。
2022年、ウィンブルドン選手権を初制覇し、四大大会を制覇する「生涯グランドスラム」を車いす男子で初めて達成。
また、四大大会とパラリンピックを制覇する「生涯ゴールデンスラム」を成し遂げた。
全豪オープン優勝11回、全仏オープン優勝8回、ウィンブルドン優勝1回、全米オープン優勝8回と前人未踏の功績を残す。
今年1月世界ランキング1位のまま引退。同年3月、国民栄誉賞が授与された。

○堺雅人
1973年生まれ。宮崎県出身。
1992年に劇団「東京オレンジ」で活動を開始し、舞台を中心に活躍。
2000年の連続テレビ小説「オードリー」に出演。
2004年の大河ドラマ「新選組!」出演をきっかけに注目を浴び、「リーガル・ハイ」「半沢直樹」などのドラマシリーズで主演を務めた。
2016年の大河ドラマ「真田丸」では主人公の真田信繁を演じた。
今年主演を務めたドラマ「VIVANT」が大きな話題となり、日本中に旋風を巻き起こした。
「NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員としての出演は、2015年の第66回以来、2回目。

○俵万智
1962年生まれ。大阪府出身。
早稲田大学在学中に歌人佐佐木幸綱に出会い、短歌を始める。
1987年、第一歌集「サラダ記念日」を出版、その新しい感覚の作品が話題を呼び、空前の短歌ブームを起こす。
1988年、現代歌人協会賞を受賞。
「チョコレート革命」「プーさんの鼻」「未来のサイズ」などの歌集に加え、エッセイ、評論、紀行など幅広い執筆活動でも知られる。
優れた短歌の創作と、現代短歌の魅力を伝え、すそ野を広げた功績により、今年、紫綬褒章を受章した。
「NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員としての出演は、1987年の第38回、1998年の第49回に続いて3回目。

○寺島しのぶ
1972年生まれ。京都府出身。
青山学院大学在学中の1992年に文学座に入団。
1996年に退団後、映画、ドラマ、舞台を中心に活躍を続ける。
2010年、映画「キャタピラー」で「第60回ベルリン国際映画祭」の最優秀女優賞にあたる銀熊賞を受賞。
今年10月、映画監督・山田洋次が脚本・演出を手掛けた歌舞伎作品「文七元結物語」に中村獅童とともに出演。
女性としては異例の歌舞伎への挑戦が大きな話題となった。
今年の大河ドラマ「どうする家康」では語りを務めた。
「NHK紅白歌合戦」のゲスト審査員としての出演は、2010年の第61回以来、2回目。

○寺田宜弘
1976年生まれ。京都府出身。
バレエ教師の両親のもとでバレエを始める。11歳で単身キーウに渡り、日本人初となる旧ソ連の国費留学生としてキーウ国立バレエ学校で学ぶ。
1995年「キエフ・バレエ(現ウクライナ国立バレエ)」に入団、ソリストとして活躍する。2003年ウクライナ功労芸術家授与。
2012年にキーウ国立バレエ学校芸術監督に就任、約10年間務める。
2013年京都国際観光大使に就任。
2016年にウクライナ政府よりウクライナ人民芸術家の称号を与えられる。
2022年12月、ウクライナ国立歌劇場のバレエ芸術監督に就任。
今年、ニューズウィーク日本版の「世界が尊敬する日本人100」に選出された。

○バカリズム
1975年生まれ。福岡県出身。
1995年、お笑いコンビ「バカリズム」を結成。
2005年よりピン芸人として活動開始。一人コントに加え、イラストや映像を駆使したネタなど革新的なピン芸を生み出し、テレビやライブを中心に活躍を続ける。
ドラマの脚本も多数執筆。自身のブログをもとにし、脚本・主演を務めた「架空OL日記」は、2018年に「第36回向田邦子賞」を受賞。
今年、脚本を手掛けたドラマ「ブラッシュアップライフ」が、「東京ドラマアウォード」「ATP賞テレビグランプリ」など国内外の様々な賞を受賞した。

○吉高由里子
1988年生まれ。東京都出身。
2006年、映画初出演となる「紀子の食卓」で「第28回ヨコハマ映画祭」最優秀新人賞受賞。
2008年に映画「蛇にピアス」で主演を務め、「第32回 日本アカデミー賞」新人俳優賞と「第51回 ブルーリボン賞」新人賞をダブル受賞。
2014年、連続テレビ小説「花子とアン」でヒロイン村岡花子を演じる。
同年の「第65回NHK紅白歌合戦」で紅組司会を務めた。
以降も数々の映画、ドラマ、舞台に出演し、来年の大河ドラマ「光る君へ」では、主人公・紫式部/まひろを演じる。

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