【PRODUCE 101】元韓国アイドル&元練習生も…事務所“切られた”3人がようやく掴んだデビュー

ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナルが、TBS系で16日に生放送され、選ばれた11人がME:I(ミーアイ)としてデビューすることが決定した。今回のオーディションでは、元韓国アイドルや元アイドル候補生でオーディションを何度も繰り返してきた“苦労組”が、ついにデビューを果たした。

ME:I【写真:(C)LAPONEEntertainment】
ME:I【写真:(C)LAPONEEntertainment】

元New Jeans候補生&元韓国練習生&元Cherry Bullet

 ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』のファイナルが、TBS系で16日に生放送され、選ばれた11人がME:I(ミーアイ)としてデビューすることが決定した。今回のオーディションでは、元韓国アイドルや元アイドル候補生でオーディションを何度も繰り返してきた“苦労組”が、ついにデビューを果たした。

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 同作は、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく。今回は初のガールズグループで、10月5日からドコモの映像配信サービス『Lemino』で配信されてきた。国民プロデューサー(視聴者)による投票で、101人の中からデビューするメンバー11人が決定した。

 国民プロデューサーの代表として歌手の木村カエラが司会進行を務め、歌手の青山テルマ、韓国のロックバンド・FTISLANDのメンバーで俳優としても活動するイ・ホンギ、ダンサーの仲宗根梨乃、K-POP振付師のYUMEKI、ラッパーのKEN THE 390がトレーナーとして練習生を指導してきた。

(※以下、内容に関する記述があります)

 国民プロデューサーの投票によって選ばれた11人は、笠原桃奈(1位)、村上璃杏(2位)、高見文寧(3位)、櫻井美羽(4位)、山本すず(5位)、佐々木心菜(6位)、飯田栞月(7位)、清水恵子(8位)、石井蘭(9位)、海老原鼓(10位)、加藤心(11位)。

 特に美羽とすず、心は韓国の事務所で活動していた経験者だった。美羽は過去に『Nizi Project』に挑戦し、落選。韓国のガールズグループ・New Jeansの候補生として韓国大手事務所に所属していたこともあったが、デビューには至らなかった。また日中韓の合同ガールズグループオーディション『Girls Planet 999』にも参加していたがデビューを逃しており、今回初めてのデビューをつかんだ。

 これまでの経験からダンスも歌も難なくこなすことができた美羽だが、合宿中にはトレーナー陣から、「ボーカルもダンスもパフォーマンスも全部うまい。でも何か、もうちょっと自由に表現できるはずなのに、何かで固まっているみたい」と指摘されたことも。「何回もデビューを逃しているので、『何か足りてない』って思っていて、自分のことをずっと信じていられなかった」と弱音を吐く場面もあった。その後、テーマ曲評価では『LEAP HIGH!~明日へ、めいっぱい~』でセンターを獲得し、ファイナルまでデビュー圏内をキープしデビューに至った。

 17歳のすずは、高校1年生の時に単身韓国に渡り、有名事務所に所属していた経験がある。しかし、半年で契約切れとなり、「切られた身なので……。何をやっても、やる気が出ない時期があって。それが一番つらい。これがラストチャンスと思ってこのオーディションを受けた」と明かしていた。

 番組スタート時は投票で1位を獲得し、ダンスや表情管理もお手のものだったが、トレーナーのYUMEKIからは「ただ上手なのは求めてない。すずは、今のパフォーマンスだけ見たら表現力ゼロ」「ただ上手に終わらせちゃった」と厳しく詰められる場面も。本人も「『よかったね』で終わっちゃう気がして、それが一番の悩み」と葛藤していた。常にデビュー圏内をキープしていたものの、第3回順位では14位とデビュー圏外に転落。今回、17歳の誕生日当日のファイナル発表で5位に復活し、デビューを果たした。

 心も、韓国人と日本人で結成されたガールズグループ・Cherry Bulletで活動していた経験者。レベル分けテストの際に「健康上の理由だったりいろんなことが重なって、夢を諦めざるを得なくなって帰って来た」と脱退理由を明かしており、「もう1度だけ歌とダンスをやりたいという気持ちが芽生えて挑戦した」と語っていた。Cherry Bullet時代の事務所の先輩にあたるトレーナーのイ・ホンギは、「めっちゃうまいのに、その気持ちがなんでか伝わってこない」と心に本音を伝えており、「それをこれから皆さんと一緒に探せば、可能性は広い」とアドバイスしていた。また仲宗根も「人生かけてカムバックしてる。スキル以上の何かを感じたい」と声をかけていた。

 心も常に2位をキープしていたが、第3回順位発表前にルール違反のペナルティーで「推しカメラ」の公開停止になる事態も。さらに第3回順位発表では8位にランクを落としており、今回も最後の11位で名前が呼ばれた。ラストメンバーに選ばれた心は膝から崩れ落ち、涙ながらに感謝を伝えた。以下デビューメンバーと20位までの順位。

○デビューメンバー
※()は第3回順位
1位:笠原桃奈/111万6716票(1位)※デビュー曲センター
2位:村上璃杏/70万305票(3位)
3位:高見文寧/68万6868票(5位)
4位:櫻井美羽/65万5210票(2位)
5位:山本すず/63万1708票(14位)
6位:佐々木心菜/59万3913票(7位)
7位:飯田栞月/59万3457票(10位)
8位:清水恵子/59万1650票(11位)
9位:石井蘭/58万8173票(4位)
10位:海老原鼓/57万7903票(6位)
11位:加藤心/55万2603票(8位)

○12位以下順位
12位:坂口梨乃
13位:会田凛
14位:加藤神楽
15位:田中優希
16位:釼持菜乃
17位:田中琴
18位:北里理桜
19位:桜庭遥花
20位:高畠百加

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