満島真之介、1月期TBSドラマに初レギュラー出演 西田敏行、當真あみも共演

俳優の西田敏行、満島真之介、當真あみが2024年1月期のTBS系連続ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(日曜午後9時)に出演することが16日、分かった。満島がTBSドラマにレギュラー出演するのは初となる。

出演が決定した満島真之介、西田敏行、當真あみ(左から)【写真:(C)TBS】
出演が決定した満島真之介、西田敏行、當真あみ(左から)【写真:(C)TBS】

『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』に出演

 俳優の西田敏行、満島真之介、當真あみが2024年1月期のTBS系連続ドラマ『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(日曜午後9時)に出演することが16日、分かった。満島がTBSドラマにレギュラー出演するのは初となる。

 本作は、金曜ドラマ『凪のお暇』(19年)、『妻、小学生になる。』(22年)などを手がけた脚本家・大島里美氏によるオリジナルストーリー。人の心の内側を丁寧に描き出す大島氏が初めて日曜劇場作品を担当する。

 そして、本作の劇伴を担当するのは『テセウスの船』(20年)、『日本沈没―希望のひと―』(21年)をはじめ多くの作品の劇伴を手がけている作曲家、音楽プロデューサーの菅野祐悟氏。近年はメディアを通した作曲活動とは別に、「生の音楽を聴いてほしい」という強い思いから、オーケストラによるコンサート活動も行っている。さらに、本作のオーケストラを全面監修するのは、東京音楽大学教授であり、日本クラシック界をけん引している世界的指揮者の広上淳一氏。また、オーケストラの演奏部分は東京音楽大学が全面バックアップする。

 主演の西島秀俊が演じるのは20代の頃から海外で活動し、数々の有名オーケストラと共演してきた才能あるマエストロ(指揮者)・夏目俊平。大好きな音楽に対して常にアパッシオナート(情熱的)に向き合い、その情熱はいつも演奏家たちの眠っていた情熱を呼び覚まし、火をともしていた。しかし、音楽以外の能力はゼロで家事は何一つできないポンコツ。超マイペースかつ天然な男でもある。5年前に起きた“ある事件”をきっかけに家族は俊平のもとを去り、俊平自身は音楽界から離れていたが、日本のとある地方の廃団寸前の市民オーケストラの指揮をするために数十年ぶりに帰国する。

 そんな俊平の娘・響を演じるのは芦田愛菜。父親とは真逆で音楽を嫌い、音楽の無い人生を送っていた響は、5年前の“ある事件”をきっかけに父と決別していた。ところが父が突然帰国することになり、気まずい同居生活が始まる。西島、芦田のほか、晴見フィルハーモニーの団員役として宮沢氷魚、新木優子、玉山鉄二、津田寛治、響の母親役で石田ゆり子の出演がすでに発表されている。

 このたび、俊平や晴見フィルハーモニーに深くかかわる人物役で西田、満島、當真の出演が決まった。

 西田が演じるのは、曲を演奏して歌うことができるカフェ「うたカフェ二朗」の店主・小村二朗(こむら・じろう)。小村は晴見フィルハーモニーの最古参で、オーケストラで使用されるほとんどの楽器を演奏した経験があるほどの音楽好き。「うたカフェ二朗」は暇を持て余した中高年や晴見フィルの団員たちのたまり場になっていて、小村はいつも客をまとめ上げて昭和歌謡を楽しく歌っている。夏目とも、何か過去に深い縁がありそうで、日本に帰ってきた夏目の良き相談相手にもなっていく。また、宮沢演じるトランペッター・大輝の祖父でもある。

 満島は謎の男・鏑木晃一(かぶらぎ・こういち)を演じる。夏目の5年前の“ある事件”を知っているようで、ある目的から、晴見フィルハーモニーに近づいていく。鏑木の登場が、晴見フィルに大きな波紋を呼ぶことになる。

 當真が演じるのは、音楽に憧れて、晴見フィルハーモニーに近づいてくる高校生の谷崎天音(たにざき・あまね)。音楽経験はゼロだが晴見フィルに入ることになり、クラシックに恋をしてハマっていく。我が道を行く性格で楽天的なところがあり、楽器演奏に関して甘くみているところがある。明るい天然キャラに見えるが、ある秘密を抱えている。

 以下、キャストのコメント全文。

○西田敏行

「オファーをいただいたときに西島さんと芦田さんが親子のドラマをやると聞いて、これは素敵なものになるだろうなと思い、僕も参加するのが楽しみになりました。昨今はサスペンスのような番組が際立っているような印象がありますが、音楽が話の本筋になっているドラマは最近少なく感じていましたので、テレビを見て楽しい気持ちになっていただければと思います。サブタイトルに『父と私のアパッシオナート』とありまして、西島さん、芦田さん、ともにクールな俳優さんですが、葛藤や喜び、悲しみを前面に出した、非常に情熱的な、アパッシオナートな熱い演技を戦わせるのではないかと期待しています」

○満島真之介

「はじめまして日曜劇場さん。TBSドラマにレギュラー出演するのは初めてで、『ついにこのときが来たか!』と胸を躍らせています。そして、はじめまして西島秀俊さん。いつか共演したいと熱望していた大先輩とこんなにも素敵な作品でご一緒できること、心からうれしくワクワクが止まりません。はじめましてのスタッフ・キャストの方も多く、人生の新たな扉が開かれる予感がしています!

 家族の物語とクラシック音楽が融合する魔法のような脚本が、これからも幸せに生きていきたいと願う一人一人の背中を押してくれるでしょう。何気ない日常の中に広がる美しい景色と懐かしの音楽。愛と癒しの力が、ほどけてしまった糸をもう一度繋いでくれるんです。アパッシオナート(情熱的)に生きるこのドラマの登場人物たちがオーケストラのように一丸となって、みなさんの心に響く作品をお届けします! このドラマを見れば2024年が明るくキラキラした毎日なること間違いなしです。あ! 私の役柄に関しては、ヒ・ミ・ツ。お楽しみに」

○當真あみ

「台本を読んで、オーケストラの演奏を間近で沢山聞けるかもということにワクワクしました。また、音楽を通してみんなの心が一つにまとまっていく、音楽の大切さを感じ、参加できることがとてもうれしかったです。撮影で演奏を聞いていると、つい聞き入ってしまいますし、演奏する皆さんの表情を見ると本当に生き生きとしていて、熱意がビシビシと伝わってきます。自分も演奏につい乗ってしまうくらいとても楽しい作品です。

 私が演じる谷崎天音は、音楽に憧れて右も左も分からないまま音楽の世界に飛び込んでいく女子高生です。音楽を好きな気持ちは私も天音ちゃんと同じなので、楽しみながら撮影に臨んでいます。見てくださる方に音楽の素晴らしさを知っていただける作品になると思います」

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