山田孝之「イマジナリーと喋り込んでました」 “ワールド”全開に寺田心「緊張がほぐれた」
俳優の山田孝之が15日、都内で行われたアニメーション映画『屋根裏のラジャー』の初日舞台あいさつに登壇した。子供の想像力(イマジナリー)をモチーフにした同作にからめて、山田節を炸裂させた。
山田は自身のイマジナリーに「あんま喋りかけんな」と注意する一幕も
俳優の山田孝之が15日、都内で行われたアニメーション映画『屋根裏のラジャー』の初日舞台あいさつに登壇した。子供の想像力(イマジナリー)をモチーフにした同作にからめて、山田節を炸裂させた。
カラフルな衣装で観客の目を引く仲里依紗の次にコメントを求められた山田は、仲に対抗意識が芽生えたのか、不意に「あの……今日の山田はいつもとちょっと違うところがあるんだけど、わかるかな~? まぁ、でも見た目じゃあわからないかな~?」と不敵な笑みに。「あ、雰囲気とかちょっと、あ、時間帯を考えたらわかるかもしれないな~。わからないかな~?」と述べた。
謎のクイズの答えは「胃の中に、ご飯が入ってるんですよ」。「朝、昼はけっこう食べないから、仕事のときとかはだいたい胃の中に(ご飯が)入ってない山田を見ている。今日は遅い時間だったから、胃の中にご飯が入ってるんですよ~。へへへ!」と話した。
山田らしいサイケデリックな発言に会場から笑いが漏れる中、ふと我に返った山田は「お、おれっすか? イマジナリーと喋り込んでました。すみません」と謝罪。主演の寺田心は「今、僕すごく緊張していたので、緊張がほぐれた。ちょっと、明るくなりましたね。いつもよりパワーアップしている山田さんが見ることができました。ご飯が入ってるんですね?」と言うと、山田は「そうなんですよ、めずらしいんですよ。入っている状態の山田は。ごめんなさいね、(イマジナリーと)話し込んじゃって」と返答。さらに、誰にも見えない、山田自身のイマジナリーに「あんま喋りかけんな」と注意する一幕も。
終盤に鏡割りでは、事前にかけ声と動きを練習。練習を繰り返すうち、山田が間違えて一人だけ樽のフタを叩いて割ってしまうチョンボが発声。山田は「(練習は)さっきしなかった(笑)?」とあわてつつ、「練習は何回でもしましょう。僕が一番ビックリした」と漏らして会場の笑いを誘った。
舞台あいさつには、鈴木梨央、安藤サクラ、寺尾聰、イッセー尾形、百瀬義行監督、西村義明プロデューサーも出席した。
同作は、イギリスの詩人・作家のA.Fハロルドによる感動作「The Imaginary」を原作とし、『メアリと魔女の花』(17年)のスタジオポノックの最新作。少女アマンダ(鈴木)の想像から産まれた少年ラジャー(寺田)が、人間に忘れられると消えていくイマジナリの世界で運命に立ち向かい、大冒険を繰り広げる。山田は、ラジャーの前に現れる怪しげな猫・ジンンを演じた。