『アイのない恋人たち』追加キャストが続々解禁 本郷奏多、深川麻衣ら4人が出演決定

来年1月21日スタートする連続ドラマ『アイのない恋人たち』(ABCテレビ/日曜午後10時)の追加キャストが続々と発表されている。本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣の4人の出演が決まった。

『アイのない恋人たち』に出演する本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣(左から)【写真:(C)ABCテレビ】
『アイのない恋人たち』に出演する本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣(左から)【写真:(C)ABCテレビ】

1月21日スタートする福士蒼汰×岡崎紗絵によるアラサー男女の恋愛模様

 来年1月21日スタートする連続ドラマ『アイのない恋人たち』(ABCテレビ/日曜午後10時)の追加キャストが続々と発表されている。本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣の4人の出演が決まった。

 今作は、2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。7人は恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き恋人もいない状況。そんな登場人物が人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいくラブストーリーだ。主演に福士蒼汰、ヒロイン役に岡崎紗絵を起用し、不器用で不恰好なアラサー男女の恋愛模様を描く。

 本郷は福士演じる久米真和の高校の同級生で現在は一流食品会社の企画開発部に勤務している淵上多聞役。33歳の今日まで女性と付き合ったことがないという役柄で、その原因は、多聞に「自分=I(アイ)がない」から。主張や決断力がない多聞は、常に他人に合わせたり相手に気を遣ったりしながら日常を過ごしている。そんな彼にとって、人の心に踏み込まなければならない恋愛は苦手そのもの。揉め事を避ける方便で身についてしまった人当たりの良さとは裏腹に、実は他人との交わりが不得手という多聞。この一筋縄ではいかないアラサー男性に、役柄と同い年の本郷が挑む。

 成海が演じるのは、本郷演じる多聞と同じ食品会社に勤める後輩社員・冨田栞。真面目で快活、なんでもテキパキとこなす栞は、上には重宝がられ、下には頼られ、やらなくてもいいことまで背負い込んできた結果、結婚を考える余裕のないままアラサーに突入した29歳の女性。岡崎演じるヒロイン・今村絵里加が経営するブックカフェの客でもある栞は、そこでの出会いや多聞との交流を通して、今さらながら自分が置かれている現状と、誰かを愛し愛されたいという内心に気づく。

 そして前田が演じる郷雄馬は、真和と多聞の、高校時代の同級生。現在、警察官の雄馬は、昔から「愛にあふれる男」を自認しているが、実は、早く結婚したいという願望から、出会った女性を自分都合で“運命の人”と神格化し、相手の本質を見ようとしない悪癖があるため、真和からは「見る目=eyeがない」男と揶揄されている。その見立て通り、女性を追いかけては、二股・三股をかけられたり、結婚直前で相手に逃げられたり、散々痛い目に遭ってきた。

 深川が演じる近藤奈美は、区役所の戸籍課に勤め婚姻届を提出しに来るカップルと毎日対面し、「お幸せに」と笑顔を作る内心で、自分はいつ結婚できるのかという不安と、強い焦りを抱いている女性。良家のお嬢様として育ちながら、どういうわけか「あたしみたいな女と付き合ってくれる人なんかいるのかな…」と、常に自信なく過ごしている奈美。同級生の結婚が増え、出産祝いを贈ることも多くなったアラサー期を迎えた今、母親からのプレッシャーも相まって、婚活には余念がないが、いざ男性の前に出ると、自分の話ばかりで相手を退屈させてしまう空回り癖が炸裂。なかなか実を結ばない現実に苦慮している。栞と同じく、絵里加が経営するブックカフェの客でもある。

本郷奏多「同世代の方には特に感情移入して観ていただける」

 4人のコメントは下記の通り。

○本郷奏多

――今作の出演が決まった際の感想は。

「恋愛というものにメリットをあまり感じていない点が、自分と似ていると感じました。役の年齢と自分の年齢も同じですし、多聞という等身大のキャラクターを組み立てていきたいです」

――演じられる多聞について、どういったところを意識して演じたいですか。

「物事を合理的に考えるので、恋愛というものは面倒でコスパが悪いものと考えている多聞。そういう若者は現代においてそれなりに多いと思うので、自然体で演じたいと思います」

――今回の多聞は自分(=I)がない役ですが、「自分がないなあ」と感じた瞬間はありますか。

「食べ物に興味がないので、『何が食べたい?』と聞かれた時に心の底から『なんでもいい』と答えてしまいます。少しでいいので今後食に興味が出てきたら嬉しいです」

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「性格や考え方が全然違う男女達の恋愛群像劇です。それぞれ色々な悩みを抱えていたりと、同世代の方には特に感情移入して観ていただけると思います。是非楽しみにしていてください」

○成海璃子

――今作の出演が決まった際の感想は。

「今回は男女7人の群像劇という事ですが、初めてご一緒させて頂く共演者の方々ばかりなので、緊張もありますが新鮮な気持ちで楽しく撮影ができたらいいと思いました」

――演じられる栞について、どういったところを意識して演じたいですか。

「常に一生懸命で頑張りすぎてしまう人なのですが、時には感情的に本音をぶちまけてしまう。そんな不器用さも愛しながら演じていきたいと思います」

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「男女7人の恋愛模様がドキュメンタリーの様にリアルで、様々な人に共感していただける作品になっているかと思います。週末の夜は是非お友達や大切な人と語り合いながら、楽しんで見ていただけると嬉しいです」

○前田公輝

――今作の出演が決まった際の感想は。

「遊川さんの脚本を15年ぶりに演じさせて頂くこととても嬉しかったです。現代、同年代ならではの葛藤選択に活力を感じ取って頂けるよう頑張ります」

――演じられる雄馬について、どういったところを意識して演じたいですか。

「ユーマの語源はUMAから取られたみたいでこの世代には珍しく落ち着きがなく奇跡的に生きてこられた純粋な人です。物語の中でもユウマの積極性 愛への暑苦しさ 明るさがあることによって物語が運ばれる部分、また気楽に観ることが出来る空気感を担う部分が多々あると思いますので、腰の重いキャラクター達がユウマなら動いてしまうという人物を生きられるように憎めない人柄を準備します」

――今回の雄馬は見る目(=eye)のない役ですが、「見る目がないなあ」と感じた瞬間はありますか。

「先日、床暖に袋に入った状態のグミを置いてしまって袋の上から触ってみたらしっかり溶けていて中を見たら全部くっついてしまっていた時『床暖でグミが溶けることを事前に察知できないなんて、、なんて見る目がないんだろう』と感じていました。…笑」

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「SNSで誰でも繋がれるからこそ目で心で自らで選択した現実的な繋がりがどれほど充実感に結びつくことかを感じて頂ける作品です。キャラクターの心の機微を感じとって頂きながら没入して頂き、多角的に物語を捉えてもらえるように撮影に励みます。楽しみに待っていてくだされば嬉しいです! よろしくお願いします」

○深川麻衣

――今作の出演が決まった際の感想は。

「今まで数々の素晴らしい作品を生み出されてきた、脚本家の遊川さんと今回ご一緒できることをとても嬉しく光栄に思います。これからどう物語が進んでいくのか、既に続きが気になって次の話の台本が届くのが待ち遠しいです」

――演じられる奈美について、どういったところを意識して演じたいですか。

「奈美は自分に自信がなく、なかなか積極的に恋愛に踏み出せずにいますが、結婚への強い気持ちや憧れは人一倍持っていて、とにかく何事にも素直で真っすぐな女性です。私自身、奈美を演じられることを楽しみながら、奈美って◯◯な人。とキャッチコピーのように言動を当てはめるのではなく、1人の人間としての様々な一面を表現していけたらと思います」

――“アイのない恋人たち”というタイトルですが、ご自身で「○○にはアイがあるなあ!」と感じることはありますか。

「ご飯にはアイがあります! 美味しいものを食べている瞬間が本当に大好きです。ご飯への愛は無償の愛ですね。1回1回、今日は何を食べようかなぁと考える時間も楽しいです」

――視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「登場人物みんながそれぞれひっそりと孤独を抱えながら、不器用に生きています。そんな人達が集まることで少しずつ化学反応が起きていきます。どんな世代の方が見ても、胸がキュッとなる苦しさや愛おしさ、懐かしさが散りばめられたドラマになっていると思います。日曜日の夜、皆さんにとって心安らげる時間になりますように」

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