NEWS加藤シゲアキ、長編小説「なれのはて」が直木賞候補入り 芥川賞と併せて候補作発表

第170回芥川賞・直木賞の候補作が14日、発表された。アイドルグループ・NEWSのメンバーで作家の加藤シゲアキ(36)の長編小説「なれのはて」(講談社)が直木賞候補入りを果たした。

NEWSの加藤シゲアキ【写真:ENCOUNT編集部】
NEWSの加藤シゲアキ【写真:ENCOUNT編集部】

伊集院静氏の逝去により直木賞の選考委員は8人に

 第170回芥川賞・直木賞の候補作が14日、発表された。アイドルグループ・NEWSのメンバーで作家の加藤シゲアキ(36)の長編小説「なれのはて」(講談社)が直木賞候補入りを果たした。

 芥川賞の選考委員は小川洋子、奥泉光、川上弘美、島田雅彦、平野啓一郎、堀江敏幸、松浦寿輝、山田詠美、吉田修一の9人。候補となったのは安堂ホセ(29)の「迷彩色の男」(文芸秋号)、川野芽生(32)の「Blue」(すばる8月号)、九段理江(33)の「東京都同情塔」(新潮12月号)、小砂川チト(33)の「猿の戴冠式」(群像12月号)、三木三奈(32)「アイスネルワイゼン」(文学界10月号)。

 直木賞の選考委員は浅田次郎、角田光代、京極夏彦、桐野夏生、高村薫、林真理子、三浦しをん、宮部みゆきで伊集院静氏の逝去により8人となった。候補は、加藤シゲアキ(36)の「なれのはて」(講談社)、河崎秋子(44)の「ともぐい」(新潮社)、嶋津輝(54)の「襷がけの二人」(文芸春秋)、万城目学(47)の「八月の御所グラウンド」(文芸春秋)、宮内悠介(44)の「ラウリ・クースクを探して」(朝日新聞出版)、村木嵐(56)の「まいまいつぶろ」(幻冬舎)だった。

 加藤は2012年1月、『ピンクとグレー』で作家デビュー。その後もアイドルと作家活動を両立させ、21年に『オルタネート』で吉川英治文学新人賞、高校生直木賞を受賞。同作も直木賞候補入りしていた。

 正賞は時計、副賞は賞金100万円。選考会は来年1月17日、東京・築地の新喜楽で開催される。

※高村薫の「高」の正式表記ははしごだか
※河崎秋子の「崎」の正式表記はたつさき

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