斎藤佑樹氏、スポーツ関連会社の取締役兼CIOに就任「アスリートのセカンドキャリアを支援したい」
元プロ野球投手の斎藤佑樹氏が11日、株式会社シーソーゲーム(本社・東京都港区、代表取締役社長兼COO宮本直人)の取締兼CIO(Chief Innovation Officer)に就任した。同社がこの日、発表した。
株式会社シーソーゲームが発表
元プロ野球投手の斎藤佑樹氏が11日、株式会社シーソーゲーム(本社・東京都港区、代表取締役社長兼COO宮本直人)の取締兼CIO(Chief Innovation Officer)に就任した。同社がこの日、発表した。
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同社は1989年12月26日に設立。公式サイトの会社情報には「スポーツチーム・団体、スポーツ関連企業様向けに、主に広報、PR、プロモーション部門を中心とした、コミュニケーション領域全般をサポートしています。専門のチームを作り、クリエイティブ制作、オフィシャルメディアの企画・制作・運営などを担います。動画・Web・紙のすべてのフォーマットに対応可能です。また、コミュニケーション全般の戦略立案だけでなく、担当スタッフとしての業務代行も承っています」と記されている。
斎藤氏の起用理由については、「元プロ野球選手としての経験だけでなく、会社経営者としての視点も生かし、当社のスポーツ事業に革新的な影響をもたらしていただくことを期しております」と説明。その上で「斎藤氏の取締役就任により、当社としては同氏からの提案によるアスリートのネクストキャリアのための取り組みや、AIを活用した少年野球メディア事業などの新サービス展開を図ってまいります」としている。
斎藤氏は早稲田実業のエースとして、2006年夏の全国高等学校野球選手権大会での優勝に貢献。ハンカチで汗をふく姿が話題になり、「ハンカチ王子」の愛称で人気者になった。その後、早稲田大でも活躍。10年のドラフト会議で北海道日本ハムファイターズに1位指名され、通算15勝26敗の成績を残して21年シーズン限りで現役を引退した。
引退後は野球解説者として活動。株式会社斎藤佑樹の代表取締役を務めている。
斎藤氏のコメントは下記の通り。
「こんなにも人を夢中にさせ、こんなに多くの人をひとつにする。『スポーツって、人類最大の発明なんじゃないか』と、僕はわりと本気で思っています。SSG(シーソーゲーム)も、同じ思いを持った人の集まりだと感じました。スポーツのとてつもないパワーに魅了され、その無限の可能性を心から信じる人たちの会社。選手として栄光も挫折も味わった僕がそこに加わることが、人とスポーツを今よりもっと近づけるそんな取り組みを生み出すためになるのなら、それは自分にとってとてもやりがいのあることだと思いました。
これからやることの一部ではありますが、最初に僕から提案させてもらったことがふたつあります。ひとつは、アスリートのセカンドキャリアの道を拓くための支援をすること。キャリアを考えるのに有益な情報発信を行うとともに、SEESAW GAMEのメンバーとして元アスリートを雇用し、彼らの能力や経験を生かした独自のコンテンツやサービスの展開をめざします。これまで解決の進まなかった難しい問題であることは知っています。スポーツ界全体にとって見ればわずかなアクションかもしれませんが、それでも、アスリートをリスペクトする会社として、少しでも できることをと思います。
もうひとつは、野球少年少女にフォーカスを当てること。自分のことが記事になると、人はやる気になる。AIなど高度化したテクノロジーを、メディアに取り上げられる人の裾野を広げるために活用したい考えです」