アイナ・ジ・エンド、“お芝居の教科書”は広瀬すず「背中でしっかりと伝えてくれる」

ファッション雑誌「ELLE」(ハースト婦人画報社)が主催する映画賞『ELLE CINEMA AWARDS 2023』の授賞式が11日、都内で開催。映画界に革新を巻き起こした人に送る「FENDI賞」に元BiSHメンバーのアイナ・ジ・エンドが選ばれた。

授賞式に出席したアイナ・ジ・エンド【写真:ENCOUNT編集部】
授賞式に出席したアイナ・ジ・エンド【写真:ENCOUNT編集部】

映画『キリエのうた』での演技が評価

 ファッション雑誌「ELLE」(ハースト婦人画報社)が主催する映画賞『ELLE CINEMA AWARDS 2023』の授賞式が11日、都内で開催。映画界に革新を巻き起こした人に送る「FENDI賞」に元BiSHメンバーのアイナ・ジ・エンドが選ばれた。

 10月に公開された岩井俊二監督の映画『キリエのうた』での演技が評価されての受賞。本作で、映画初出演にして初主演を務めたアイナは「8年間やっていたBiSHを解散して、『キリエのうた』で初めて映画で主演して、その作品が公開された。この2つが大きな出来事だった」としみじみだった。

 岩井監督はアイナに任せることも多かったが、ときに熱く指導することもあったという。「お家に帰ってからいただいた言葉を『どういう意味だったんだろう?』とそしゃくする毎日だった」と回想。

 演技で悩んだときは、共演した広瀬すずやSixTONESの松村北斗が「“お芝居の教科書”になってくれた」とし、「めちゃくちゃ難しいこともあったけど、その都度、すずちゃんがそばにいてくれた。あの方は多くは語らないけど、背中でしっかりと伝えてくれる。波動を出してくださるんです。すずちゃんについていって、なんとかやり遂げられた」と感謝を伝えた。

 アイナはこの日、映画主題歌「キリエ・憐れみの讃歌」を生歌唱。独特のパフォーマンスで会場を魅了した。

 2015年よりスタートした同賞は、今見るべき秀作を同誌の視点で選出するもの。今年の授賞式は2019年以来、4年ぶりとなるリアル開催となった。文化人やジャーナリスト、編集者の投票によって、今年のベスト映画を決める「エル シネマアワード2023」は、『バービー』となった。

○『ELLE CINEMA AWARDS 2023』受賞者および受賞作品一覧

「エル ベストアクトレス賞」…松岡茉優(受賞作品:『愛にイナズマ』)
「エル メン賞」…磯村勇斗(受賞作品:『月』/『正欲』)
「エル・ガール ライジングスター賞」…山田杏奈(受賞作品:『山女』)
「エル ベストディレクター賞」…是枝裕和監督(受賞作品:『怪物』)
「FENDI賞」…アイナ・ジ・エンド(受賞作品:『キリエのうた』)

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