松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）。12月10日放送の第47回では、家康の大筒による攻撃で大坂城は崩壊。和議が成立するが、乱世を望む荒武者たちが全国から大坂城に集まり、豊臣を滅ぼすまで平穏は訪れないと、家康は再び大坂城に兵を進めようとする流れが描かれた。そして家康は茶々（北川景子）に手紙を書き、乱世を自分たちの代で終わらせたい思いを伝えた。茶々に思いが通じたかのようにみえたが、茶々が秀頼（作間龍斗）に決断を任せたことで、家康の思いとは逆の流れに。ネットでは秀頼の決断に「やはり茶々の子」といった声が目立った。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　家康の手紙には「乱世を生きるは、我らの代で十分。子どもらにそれを受け継がせてはなりませぬ。私とあなたですべてを終わらせましょう」。さらに「私の命はもう尽きまする。乱世の生き残りを根こそぎ引き連れて滅ぶ覚悟にございます」とした上で、「秀頼殿はこれからの世に残すべきお人。いかなる形であろうとも生き延びさせることこそが母の役目であるはず。かつてあなたの母君がそうなさったように」と思いを伝えた。

　茶々は家康の思いを理解したかのように見え、秀頼に対し「母はもう戦えとは言わぬ。徳川に下るもまたよし。そなたが決めよ。そなたの本当の心で決めるがよい」と伝えた。ところが、秀頼は「余は戦場でこの命を燃やし尽くしたい。皆の者、天下人は断じて家康ではなく、この秀頼であることこそが、世のため、この国の行く末のためである」ときっぱり。さらに「徳川を倒してみせる……ともに乱世の夢をみようぞ」と徳川と戦うことを宣言した。

　ネットでは「やはり茶々の子」「茶々の理想の純粋培養」「茶々の英才教育のたまもの」「茶々に育てられた通りの息子」「乱世の亡霊か」「ダークサイドに」「ラスボスは秀頼か」「信長と秀吉のハイブリッド」という声であふれた。