大みそかに行われる格闘技イベント「RIZIN.45」（12月31日、さいたまスーパーアリーナ）の追加対戦カード発表会見が10日、東京・渋谷で行われた。格闘技エンターテインメント「BreakingDown」からの参戦となった、元K-1ファイター・冨澤大智が感情を抑えられない場面があったが、飛び掛かられた篠塚辰樹は「ネックレス2本ちぎられた」と怒りを爆発させている。

　冨澤と対戦するのは、格闘家・平本蓮ファミリーで現Krushフェザー級王者の篠塚。篠塚は格上とあって、「勝って当たり前。負けたら言われる。負けることは絶対ない。まずレベルが違う」と豪語していた。

　一方の冨澤は過去にKrushで2戦経験。2022年に「BreakingDown」に参戦するとアマチュア戦で6連勝。直近3試合は秒殺で相手をKOしている。「BreakingDown」ファンから人気の選手だが、この日の会見では、平本に「俺の知名度のおかげで組めた」「感謝しろ」と言われ一蹴されていた。

　事件が起きたのはフェイスオフだ。冨澤は篠塚に近づき、ほぼゼロ距離で挑発。そのままもみ合いになり、会場は異様な雰囲気に。司会進行のアナウンサーは「おやめください！　おやめください！　戦いはいまおやめください！」と必死にいさめていた。

　仕掛けられた側の篠塚は「飛び澤にネックレス2本ちぎられた」とまさかの報告。そして「飛び澤の骨2本折ろ」と倍返しを誓った。