映画『ゴジラ-1.0』全米で34年ぶり新記録 歴代邦画実写作品で1位の歴史的ヒット
映画『ゴジラ-1.0』が1日より全米でも公開され、大ヒットを記録している。現地時間5日には、全米における累計の興行収入が1436万ドルを突破し、歴代邦画実写作品で興行収入1位に輝いた。実に34年ぶりの新記録となった。
これまでの歴代邦画実写作品1位は『子猫物語』だった
映画『ゴジラ-1.0』が1日より全米でも公開され、大ヒットを記録している。現地時間5日には、全米における累計の興行収入が1436万ドルを突破し、歴代邦画実写作品で興行収入1位に輝いた。実に34年ぶりの新記録となった。
日本では11月3日に公開。公開34日目の12月6日時点で、観客動員255万人、興行収入39億円を突破するなど大ヒット中の『ゴジラ-1.0』。70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目、さらには“令和”で最初のゴジラとなるシリーズ最新作が、1日から全米で公開された。
公開前から異様な盛り上がりを見せていた本作は、邦画実写史上最大規模となる2308館(うちラージフォーマット750館)にて初日を迎え、週末3日間のオープニング興収で約1100万ドルを記録。日本製作でのゴジラシリーズの全米歴代最高興収は『ゴジラ2000 ミレニアム』(1999年)の約1003万ドル。それを週末3日間のオープニング興収だけで超え、24年ぶりにゴジラシリーズの記録を更新し、全米興収歴代1位のゴジラ作品となった。
さらに、全米で今年公開された「外国映画」(非英語作品)としても、『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』のオープニング興収(約1013万ドル)を超えて、トップに。邦画実写として前例のない記録を樹立している。
そんな『ゴジラ-1.0』がついに34年間破られなかった記録を更新した。現地時間5日、全米における累計興収が1436万ドルを突破。邦画実写作品として歴代1位に躍り出た。これまでの歴代邦画実写作品では『子猫物語』(日本1986年、北米89年公開)のもつ約1329万ドルという興収記録が、長きに渡り不動の1位だった。(※いずれもComscore調べ)
邦画実写が全米興行で成功することが難しいと言われる中で、実に34年ぶりに記録を塗り替え、『ゴジラ-1.0』が映画史に“大きな足跡”を残した。この新記録を受けて、山崎貴監督は「長い間破られなかった記録を他ならぬゴジラが飛び越えてくれたことがうれしいです」とコメント。主演の神木隆之介も「アメリカの方々にもたくさん観ていただいていて、夢みたいです!! 幸せでございます!」と喜びを爆発させた。
本作の監督・脚本・VFXを務めるのは、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎氏。神木が主演、浜辺美波がヒロインを務める。さらに、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が脇を固めている。