日大・林真理子理事長、副学長からのパワハラ提訴に「慙愧の念に堪えない」「できるだけ早く解決を」
日本大は4日、アメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件に関し、都内で記者会見を開いた。林真理子理事長、第三者委員会答申検討会議の久保利英明議長、同事件に関する調査及び再発防止検討委員会の益子俊志委員長が登壇。日大は今後の学校運営などについて説明し、いったんは廃部の方針が示されたアメフト部については「引き続き検討」と発表した。林理事長は自身の責任について、「処分の内容を重く受け止め、今後、改革を全うしていく」と続投を宣言した。
アメフト部薬物事件で会見
日本大は4日、アメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件に関し、都内で記者会見を開いた。林真理子理事長、第三者委員会答申検討会議の久保利英明議長、同事件に関する調査及び再発防止検討委員会の益子俊志委員長が登壇。日大は今後の学校運営などについて説明し、いったんは廃部の方針が示されたアメフト部については「引き続き検討」と発表した。林理事長は自身の責任について、「処分の内容を重く受け止め、今後、改革を全うしていく」と続投を宣言した。
会見では、林理事長が澤田康広副学長からパワハラで提訴されていることに言及した。
質問を受け、「係争中では何も申し上げられない」としながら、「改革を進めていく上で学生に影響が出ないようにしたい。慙愧(ざんき)の念に堪えないので、できるだけ早く解決していきたい」と回答した。
澤田副学長は薬物事件の対応をめぐり、林真理子理事長から今年8月下旬から9月上旬にかけ、合理的な理由を告げられることなく、ほぼすべての主要な会議への出席を禁じられた他、辞任するよう執拗(しつよう)に求められるなどの「パワーハラスメントを受けた」と主張し、11月27日、林理事長に対して1000万円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こしている。