『インサイド・ヘッド2』が2024年夏に全国公開 故・竹内結子さんのヨロコビ役は小清水亜美に決定

ディズニー&ピクサーが描くアニメーション映画最新作『インサイド・ヘッド2』が2024年夏に全国劇場公開することが5日、発表された。併せて日本語吹替版の特報とティザーポスターが解禁となった。

解禁された『インサイド・ヘッド2』のティザーポスター【写真:(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】
解禁された『インサイド・ヘッド2』のティザーポスター【写真:(C)2023 Disney/Pixar. All Rights Reserved.】

前作は第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞

 ディズニー&ピクサーが描くアニメーション映画最新作『インサイド・ヘッド2』が2024年夏に全国劇場公開することが5日、発表された。併せて日本語吹替版の特報とティザーポスターが解禁となった。

 前作はピクサー20周年記念作品として公開され、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、世界中に大きな感動を与えた『インサイド・ヘッド』。『トイ・ストーリー』の原案とアニメーション監督を務め、『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞し、現在はチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてピクサー作品を世に送り出しているピート・ドクターが、娘の成長を見守る中で見つけた心の変化に着想を得て制作された。

 誰の中にもあるのに誰も見たことがない“感情”を主人公に、無限に広がる“頭の中”を舞台にするという斬新な設定と、誰もが子どもの頃に経験した切ない気持ちや家族との絆にまつわる感動のメッセージが大きな共感を呼び大ヒットとなった前作。

 先日公開されたUS版特報がディズニーの全アニメーション作品史上最高の再生回数を記録し、世界中から大きな期待と大反響を呼んだことについてピート・ドクターは「多くの人々が本作の特報をたくさん見てくれてとても嬉しく思っています」と感謝。

 さらに「前作が公開された時、頭の中の感情たちを描くストーリーは、1つの映画には収まりきらないほど描くべきことがたくさんあると思っていました」と、前作公開当時から彼の頭の中には続編の構想があったことを語った。

小松由佳、落合弘治ら声優も前作から続投

 前作に続き日本版声優には、カナシミ役を大竹しのぶ、ムカムカ役を小松由佳、ビビリ役を落合弘治、イカリ役を浦山迅が務め、また前作では故・竹内結子さんが務めていたヨロコビ役は小清水亜美に決定した。

 前作から約8年ぶりにカナシミを演じることについて大竹は「またカナシミちゃんに出会えた喜びが大きいです。前作から8年、今回の収録のために観直して改めて『いい映画だな、キャラクター、世界観、全てが可愛いな』って思いました」と喜びを語り、「今、人の感情が薄れていってるのか、ヨロコビもカナシミも他の感情たちも、出しにくい世の中になっていると感じるので、特に日本では、感情を出すということはやはり大事だと、改めて教えてくれる映画です。また今度の作品は、新しい感情のキャラクターも増えるということで、さらに子供も大人も楽しめる作品に、作り上げられたらいいなと思います」と意気込みを明かした。

 前作でも脚本を務めたメグ・レフォヴが本作でも脚本を担当、監督は『モンスターズ・ユニバーシティ』などでストーリースーパーバイザーとして実力を磨いてきたケルシー・マンが務める。監督は本作について「新しいキャラクターのシンパイは、今までいた感情たちと初めて出会います。でもそれは私たちの頭の中で何が起こっているのかを考えてみると、とても理にかなっていると思います」とコメントした。

次のページへ (2/2) 【動画】「インサイド・ヘッド2」日本語吹替版特報
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