1990年から94年まで『週刊少年ジャンプ』（集英社）で連載された人気漫画『幽☆遊☆白書』（作：冨樫義博）。そんな『幽☆遊☆白書』を原作にした実写ドラマがNetflixにて2023年12月14日より世界同時配信される。アニメを原作にした実写作品はファンから厳しい声があがる場合もあるが、近年では『キングダム』や『るろうに剣心』のように人気を集めてシリーズ化された作品も。そこで本記事では実写ドラマ『幽☆遊☆白書』の放送前に、本作に対するファンからの評判を紹介しよう。

　そもそも原作漫画『幽☆遊☆白書』は子どもを助けて事故に遭い、命を失った主人公・浦飯幽助が生き返って霊界探偵となり、妖怪盗賊が盗んだ秘宝を取り戻したり、魔界の凶悪な妖怪たちと戦ったりする物語。妖怪や壮絶なバトルを実写でどのように表現するのか、そこがファンが最も注目しているポイントだろう。

　Netflixのアニメの実写化といえば23年8月31日に公開された『ONE PIECE』が記憶に新しいが、Netflixならではの日米チームでの協力体制によってハイクオリティーな実写化を実現している。

『幽☆遊☆白書』も日米グローバルワンチームで制作しており、Netflixが23年10月12日に公開した知らせによれば、異形な妖怪や人間界、魔界、霊界を舞台にした原作の世界観などを実写で表現するためにかかった期間は5年。世界中の最先端CGやVFX技術がつぎ込まれている。

　23年11月11日にはティザー予告映像の解禁とともに新キャストも発表された。主人公・幽助を演じるのは、漫画を原作にした実写映画『東京リベンジャーズ』で主演を務めた北村匠海。そんな幽助の脇を固める蔵馬役には志尊淳、飛影を本郷奏多、桑原和真を上杉柊平が演じる。また、トレードマークのおしゃぶりが特徴的なコエンマ役に町田啓太、ファンにはおなじみの戸愚呂兄弟は兄を滝藤賢一、弟を綾野剛が務めるほか、裏社会を牛耳る左京役は稲垣吾郎がキャスティングされている。

　このキャスティングに対し、SNS上では「キャストが豪華で期待大」「コエンマいいのか？おしゃぶりだぞ？でも確かに普通サイズのコエンマはイケメンだ」「ゴローちゃん、めっちゃ似てる」など期待の声があがっている一方で、「ワンピースは成功したから、ハードル上がっちゃったかな」「実写のキャスト、違和感しかない」と辛口なコメントも少なくはない。

　ただ、解禁されたティザー映像を見た人からは「迫力満点で楽しみしかない」「ワクワクが止まらない。また幽助達を観れるのが本当に楽しみ」などの声が見られ、映像を見て期待感が高まった人もいるようだ。

　ちなみに実写版『ONE PIECE』は配信前に否定的な意見が多かったものの、配信後にはその評価が一変して世界中から高い評価を得ている。『幽☆遊☆白書』に対しても批判的な声は少なくないが、放送後には『ONE PIECE』のように高い評価を得られるのだろうか。23年12月14日の配信が楽しみだ。