旧ジャニーズ事務所前副社長の滝沢秀明氏が設立したTOBEに所属する7人組のIMP.が2日、日本テレビ系音楽特番『ベストアーティスト 2023』（午後7時）でテレビ初出演した。ダンス＆ボーカルの人気アーティスト4組による大阪・京セラドーム公演「D.U.N.K. Showcase」から中継でVTR出演。7人にとってはジャニーズ時代の先輩で総合司会の櫻井翔が「注目しているチーム」と発言したことで喜ぶファンが多くいた。一方、3時間54分の放送時間でIMP.の出番が約1分とわずかだったたため、「扱いがひどい」と不満の声も噴出している。

　午後7時台のCM前、羽鳥慎一アナウンサーが発した「あっ、IMP.だ。お願いしま～す」の紹介で登場。CM明けには、4枚目シングルで最新曲の『I Got It』をパフォーマンスするIMP.の映像が流れ始めた。総合司会の嵐・櫻井翔は映像を見ながら、「IMP.は、あの～ドラマで共演した松井奏くんがいたりとか、影山くんって言って、嵐の後ろで踊ってくれたメンバーがいて、注目しているユニット、チームですね」「ぜひ、ダンスに注目してほしいです」などとコメント。最後には「うん。ダイナミックなパフォーマンス。かっこいですね」と言い、うなずいた。

　IMP.の姿が映っていたのは1分程度だった。しかも、パフォーマンスにコメントを被せる「紹介」のスタイル。その後、IMP.が再登場することがなかったため、ネット上には残念がる声が続出した。

「ちょっと扱いひどいな。掛け合いもなかったし出演というよりVTR紹介…楽しみにしてたファンの方達がかわいそう」

「数十秒しか流されないあの扱い。情報番組と変わらないですよ。録画だとしても一曲は披露させてくれると思ってました」

「新人であれ、『出演』と銘打ったのならば、しっかり出演させてあげるべきではないでしょうか」

「VTRなのは仕方ないとして、MCを被せられるのは悲しいです」

　SMILE-UP.（旧ジャニーズ事務所）とTOBEのアーティストが音楽番組で共演したのは初。「IMP.が地上波に出て感動」「櫻井翔さんがIMP.を紹介してくれてグッときた」「優し過ぎて泣いた」などの声も多くあった。だが、SMILE-UP.所属のKing & Prince、Sexy Zone、なにわ男子、Snow Man、SixTONESはしっかりと生パフォーマンスを披露したことで、IMP.のファンからは「やっぱり、忖度は残っているのでは」「何も変わってないんだ」などの指摘も多くあった。