【PRODUCE 101】「残酷すぎて可哀想」「しんどすぎる」 チーム強制再編成の過酷ルールに視聴者悲鳴
ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(木曜午後9時)の第9回が、ドコモの映像配信サービス『Lemino』で11月30日に配信された。今回は、第2回順位発表後に『コンセプト評価』チームの再編成が行われ、その残酷なルールにSNS上で反応が見られた。
コンセプトの全く違う楽曲へ移動「最大限頑張れるか不安」
ガールズグループオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(木曜午後9時)の第9回が、ドコモの映像配信サービス『Lemino』で11月30日に配信された。今回は、第2回順位発表後に『コンセプト評価』チームの再編成が行われ、その残酷なルールにSNS上で反応が見られた。
同作は、JO1やINIを誕生させた日本最大級のサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』の第3弾。デビューを目指して集まった101人の練習生たちが、専門的なトレーニングとテストに取り組み、挫折を乗り越えながら共に成長していく。今回は初のガールズグループ。国民プロデューサー(視聴者)による投票で、101人の中からデビューするメンバー11人が決定する。
国民プロデューサーの代表として歌手の木村カエラが司会進行を務め、歌手の青山テルマ、韓国のロックバンド「FTISLAND」のメンバーで俳優としても活動するイ・ホンギ、ダンサーの仲宗根梨乃、K-POP振付師のYUMEKI、ラッパーのKEN THE 390がトレーナーとして練習生を指導する。
(※以下、内容に関する記述があります)
11月23日放送の第8回で第2回順位発表が行われ、50人の練習生のうち、次の『コンセプト評価』に進むことができる35人が発表された。その結果、これまで1チーム10人で練習を行っていた『コンセプト評価』の楽曲チーム人数が変わってしまったため、今回改めてチームを再編成することに。
『コンセプト評価』は、『A to Z』、『小悪魔(Baddie)』、『Popcorn』、『TOXIC』、『&ME』のそれぞれ異なるジャンルの5つのオリジナル楽曲でパフォーマンスするもの。事前にオンラインで楽曲を聞いている国民プロデューサーが、それぞれの楽曲に合う練習生を投票しており、練習生は国民プロデューサーによって選ばれた楽曲でパフォーマンスする。
第2回順位発表により脱落者が出たことから、それぞれ八田芽奈と斉藤芹那がセンターを務める『A to Z』、『Popcorn』はチームメンバーが7人以下に。一方、石井蘭や剱持菜乃、高見文寧ら実力派ぞろいの『TOXIC』は脱落者が出ず10人全員が残り、加藤心や笠原桃奈、櫻井美羽、山本すずなどデビュー圏内メンバーがそろう『&ME』チームも、8人が残っている状態に。
7人以上のメンバーがいるチームは、「このチームに必要だ」と思う人をチーム内で1位から7位まで書き出して投票。7位までに入れなかったメンバーは人数の足りないチームに移動するという残酷なルールが発表された。チームの人数を7人にするため、『TOXIC』チームでは3人が、『&ME』チームでは1人が移動することに。
同じチーム内で“追放者”を出す形になってしまうため、『&ME』チームの海老原鼓は「はぁ……。どうしよう……書けない」と涙目で葛藤。『TOXIC』チームの荒牧深愛も、「すごく複雑な気持ち」と不安を吐露した。
チーム内投票の結果、『TOXIC』では松下実夢が『A to Z』に、荒牧深愛と日高葉月が『Popcorn』に移動することに。もともと同チームでリーダーを務めていた実夢は、「自分の名前が(7位までに)出てくるのを祈ってました」と悔しさをにじませた。また『&ME』では村上璃杏が8位となり、『A to Z』に移動が決定。璃杏はほぼデビュー圏内のメンバーに囲まれていたことから、「『あー、やっぱりか』って、そういう気持ちの方が勝ってしまった。『出ていくのかな』って自分で思っていた自分が悔しかった」と語った。
クールでセクシーなHIP HOP曲『TOXIC』から、軽快でかわいらしいダンス曲『Popcorn』に再編成となった深愛は、「得意なのは『TOXIC』(のようなテイスト)だったので、次のグループで最大限頑張れるか不安」と複雑な気持ちを明かす場面も。練習中にトレーナーのテルマから、「この段階に来たなら覚悟を持って」と指摘されると、「今まで違う曲をやってて、振りも1から覚えなきゃいけないし、歌もあんまり覚えられてない状態で……」と涙ぐんだ。テルマは「まだ追いついてない感じだよね。それは全然いいの」と寄り添い、「私が言っているのは、『練習に対しての姿勢』だね。もう『7人でやる』って決まってるから、その強い意志が見えたら、すごく声に出る。そこは、深愛の心も成長してほしい」と背中を押した。
また、明るく弾ける曲調の『A to Z』チームに移動した実夢は、本来自分がいた『TOXIC』メンバーと練習場所が重なると動揺。「まだ気持ちが抜け切れてないから……悲しいというか」と涙声になりながらも、「本当に『TOXIC』で勝ちに行くって思ってたし、その反動はあるんですけど、次に進むために1位目指したいです」と前を向いた。
チーム内投票やコンセプトの違う楽曲への移動にSNS上では、「残酷なシステムよのう」「いやほんと残酷すぎて可哀想な人多すぎる」「どこも脱落者がいて雰囲気はお通夜なんだけど、人数多すぎて投票しなきゃいけないチームは本当しんどすぎる」と同情の声が。「これほんとにつらい。決められないよね」「こんな過酷なことさせないでほしいよ」といった反応も見られた。