ファミコン誕生から40年…1983年に発売された名作たち マリオシリーズ第1作目も登場
1983年7月に発売された「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)は、2023年で発売開始から40周年を迎えた。ファミコンが登場した年には、どのようなゲームソフトが生まれたのだろうか。
ファミコンと同年発売のゲームは長年愛されている名作が多い
1983年7月に発売された「ファミリーコンピュータ」(以下、ファミコン)は、2023年で発売開始から40周年を迎えた。ファミコンが登場した年には、どのようなゲームソフトが生まれたのだろうか。
1作目に取り上げる『ドンキーコング』(任天堂)は83年7月に発売され、現在でも多くのファンに愛されている。今となっては主人公や味方キャラとして描かれることが多いドンキーコングだが、本作ではレディを連れ去る悪役で、主人公のマリオがレディを助けにいくストーリーだ。
1、2面はステージの頂上にいるレディまでの到達を目指し、3面では鉄骨のボトルを外してドンキーコングを転落させればクリア。ファミコン本体と同時に発売されたため、「初めて遊んだゲームだから思い出深い」という声も多い。
2作目は同年9月発売の『マリオブラザーズ』(任天堂)。85年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」の原点ともいえる作品で、発売から40年がたった今でも幅広い世代から支持される人気のシリーズとなった。
同シリーズはマリオがカメさんやカニさんなどの敵キャラを倒していくゲーム。フィールド上の敵が歩く床を、下からジャンプしてぶつかる(パンチする)ことで、敵にダメージを与えられる。
また、本作の魅力といえば2人プレイが可能なところだろう。マリオとルイージの協力プレイは定番だが、得点の競い合いやわざと敵にぶつけるような裏切りをして、どちらが長く生き残れるかを競う遊び方もできた。
多くの人を熱中させた本作に対し、ネット上では「何時間もプレイして107面まで到達した」「いろいろな遊び方ができるから来る日も来る日も遊んでた」などのコメントが寄せられている。
3作目は83年12月に発売された『ベースボール』(任天堂)。ファミコンでは初めての野球ゲームで、バッターとピッチャーが操作できる。6チームからひとつを選び、コンピュータ戦や対人戦を楽しめた。
初めての野球ゲームでありながら、攻撃にはヒットエンドラン(ランナーは盗塁してバッターはどんな球でも打つ)やスクイズ(三塁ランナーはピッチャーの投球と同時に走ってバッターはバントする)といった戦術を仕掛けられる。ピッチャーの球種はカーブやシュートなどがあり、ランナーがいるときにはけん制もできるなど、複雑な戦い方を楽しめるのも魅力だ。
野球盤しかなかった時代に登場した本作にネット上では「守備が打球をちゃんと捕らないこともあったけど、ファミコンのボタンが壊れるまで遊んだ」「Aボタンを半押しの状態で打席に立つとタイミングを取りやすかった」など、やり込んだファンの声があがっている。
ファミコンが登場した83年に発売されたゲームは、現在も多くのファンに愛されている作品が多いようだ。