テレ東ドラマにオダギリジョーや菅田将暉ら豪華キャスト出演 松田翔太企画&主演『THE TRUTH』

俳優の松田翔太が企画・主演を務めるテレビ東京系ドラマ『THE TRUTH』(火曜深夜24時30分/全4回、12月5日スタート)に、オダギリジョーや菅田将暉ら豪華キャストが出演することが27日に発表された。

『THE TRUTH』に出演する藤原ヒロシ氏、オダギリジョー、菅田将暉ら【写真:(C)「THE TRUTH」製作委員会】
『THE TRUTH』に出演する藤原ヒロシ氏、オダギリジョー、菅田将暉ら【写真:(C)「THE TRUTH」製作委員会】

役に立ちそうで役に立たない? シュールな内容の全4回

 俳優の松田翔太が企画・主演を務めるテレビ東京系ドラマ『THE TRUTH』(火曜深夜24時30分/全4回、12月5日スタート)に、オダギリジョーや菅田将暉ら豪華キャストが出演することが27日に発表された。

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 同作は、松田本人がMCを務める架空のニュースショー『THE TRUTH』を舞台に、“毒とユーモア”で“世の中の真実”に迫っていく完全オリジナルの新感覚ニュースショー。一見すると『役に立ちそうで役に立たない』『役に立たなそうで役に立つ』という、シュールな内容のコーナーばかり。総合演出と脚本を高崎卓馬が手がけ、現実社会にリンクする内容で『忖度と事情に縛られるテレビの限界』に挑戦する。また謎の人物として日本のストリートカルチャーのカリスマ的存在で世界的クリエーターの藤原ヒロシ氏が出演。藤原氏は番組タイトルロゴも手がけている。

 第1話では「義憤」をテーマに、YouTuberと暴走族がそれぞれの正義を盾に激しい議論を交わす。劇団『コンプソンズ』に所属し舞台で活躍する俳優・大宮二郎がYouTuber・真友大介役を務め、暴走族・鬼頭大志を、Netflixシリーズ『全裸監督』のラグビー後藤役などで注目を集めた後藤剛範が演じる。

 また「タイパ(タイムパフォーマンス)」をテーマにした第2話には、オダギリが登場。番宣に来た俳優として本人役で出演し、「見る前に情報を入れすぎる番宣の是非」などを議論。環境活動家や現代アーティスト作家に扮(ふん)すなど、視聴者を不思議な世界に誘う。

 第3話は「A.I.」がテーマ。若者の悩みを聞く討論会に登場する俳優として、菅田が本人役で登場。若者から出るどんな不思議な質問にも真摯に答えていく。「スピード」をテーマにした第4話では、Netflixシリーズ『サンクチュアリ -聖域-』で主人公の心の支えとなるホステス・七海を演じて注目を浴びた寺本莉緒が本人役として出演する。

 まだ劇中には街頭インタビューコーナー『TOKIO NOW』があり、本人役として柄本時生が出演。ぼったくり、ハラスメントなど現代社会の闇に切り込む。お料理コーナー『大雑葉子のクッキングクッキング』の料理家・大雑葉子は舞台で活躍する永井若葉が演じ、松田のアシスタントをファッションモデルのSUMIREが務める。

菅田将暉「正直手ごたえはありません」

 出演者のコメントは下記の通り。

○松田翔太(企画・主演)
「僕が高崎さんと一緒に作品を企画していることに、興味を持ってくれそうな人に作品の内容を打ち明けました。『なるほど。なんとなく面白そうだ』ということのその先、その奥の部分や本当の意味を分かってくれるだろう方々に打ち明けたら、僕も参加してみたいなと言っていただけて。賛同してくれた皆さんが持っている才能をお借りして、僕らが想像していた範囲を遥かに超えた撮影となりました。

『ある面白い企み』を考えている者同士、共感し合えたという感覚です。大変感謝しています。出演者の皆さんもそういうつもりで出てくださっている感じがします。藤原ヒロシさんは、かれこれ十何年、一緒に雪山に行ってスキーやスノーボードをやったり、日々いろんなことを教えて頂いている人生の先輩で、憧れであり尊敬している方です。たまたま『普段、最近何考えてるの?』という話の中で、THE TRUTHの話になり、『ヒロシさん一緒に何かやりませんか?』ということになったんです。実現できて心から嬉しく思っています。出演してくれた皆さんには本当にありがたいと思っています」

○高崎卓馬(総合演出・脚本)
「『やったことないから、面白そう』。参加してくださった豪華なゲストのみなさんがそう言ってくれてうれしかった。才能と勇気のあるひとたちと何が正解かみんなで考えながら試行錯誤する時間は、めちゃくちゃ幸福でした。なんかすごく変な番組になってますがみんなで放送後に感想を言い合うのが楽しみです」

○後藤剛範(第1話暴走族・鬼頭大志役)
「未だにドラマなのか何なのか分かっていないくらい見たことがないようなお話で、松田さん始め、出演者の皆さんでやり取りしながら出来上がっていく、こんな番組を待っていました。私も今40歳なんですが、自分が若いときにこういう番組って有ったような気がするんです。久々にそういう作品をやるんだ! って、ワクワクした感じと共に、出演できるとなってとても嬉しかったです。

 私が出演する第1話も単純にすごく面白かったのですが、自分たちのセミドキュメンタリーみたいな感じもあり芝居の仕方がとても難しくて…ただやはり自分は好きなジャンルに携われて嬉しいと思っています。撮影はとても楽しんでいた反面、すごく緊張しました。松田さんがどう芝居をしてくるかがわからず、演出も例えば相手役のYouTuberの真友(大宮二郎)やメンバーと事前に会わないで一発本番でやろうとしたり…でもその分やり甲斐があったし、その場の出演者やスタッフ皆が楽しんでいた気がします」

○オダギリジョー(第2話本人役)
「何はともあれ、新しいものを作るって素晴らしい事ですよ。それはやはり現状に満足してない叫びだし、もっと向こうを見てみたい狂いだろうし。何が答えなのかもわからず、大人がみんなで必死になって、先にあるはずの光を目指す。

 今回は翔太くんが漕ぎ出した船に誘ってもらい、とんでもなくデカい魚と戦ったり、嵐に飲まれかけたり…とにかく楽しい航海だったような気がしています。見えない旅に、大切な実験に、この人なら…と思い浮かべてくれたことが嬉しいし、いつまでも、そんな荒波に漂いたいと思っています。テレビ離れと言わわれる時代に、あらがい逆らう、刺激的な作品が観られそうです!」

○菅田将暉(第3話本人役)
「どうなっているのでしょう。何が起こったんでしょう。何が正解なんでしょう。笑えるのか、泣けるのか、問いかけなのか自問なのか。正直手ごたえはありません。しかし、そんな事がどうでもよくなるほど、高崎さんと松田さん率いるクルーの研究室は魅力的でした。悲哀とユーモアに溢れた数々の実験の跡、見たこともないまだ名前すらもないような装置やアイデア、それらに胸を踊らせ、意気揚々と実験に参加させてもらいました。

 始まってみるとフラスコを傾けすぎたのか何か配合を間違えたのか爆発して髪の毛はボンバー、トライアンドエラー。煤だらけになりながら暗闇の中を歩み続ける感覚。しかしさっきの爆風によって埃や資料の束が吹き飛び、埋もれていたピースがキラリと光る、、。あの撮影の日から、何か得体の知れない欲求が膨れ上がっているように思います。渇望している何かがあります。なんの意味があるのかわからないけれども、その埋もれていたピースを持ち帰りずっと握りしめている自分がいます。『THE TRUTH』放送が待ち遠しいです」

○寺本莉緒(第4話本人役)
「まさか、こんな豪華なキャストの皆様の中に自分がいるなんて! ととても嬉しい気持ちになりました。同時に、足を引っ張らないように、しっかりと楽しんで努めようと思いました。松田さんを含めスタッフの方々の柔らかい雰囲気がとても居心地が良くて、終始楽しんで撮影ができました。

 台本があるのかないのか、よく分からなくなる空気が私はとても面白く、ニヤニヤしながら撮影しておりました。クスッと笑えるような作品なので、たまたま流れてきても楽しんでもらえますし、スタンバイして見てくださる方にも何だこの感情は! と不思議な感覚で楽しんでいただけると思います。どこまでが本人で、どこまでが役なのか。クスクス笑いながら楽しんでいただけると嬉しいです!」

○柄本時生(本人役)
「出演オファーがきた時はノリと勢い、本当にそんな感じでした。たまたま(松田)翔太さんから電話がかかってきて、『下北沢のここで飲んでるからちょっと来ない?』って呼ばれたんです。お店に行ったら菅田(将暉)くんがいて、その中で翔太さんが、『今度こういう作品やるんだよね』と言われて。『え~! すごいっすね~!』と反応したら『出てよ』みたいな(笑)。『出ます出ます!』って返したんですが、その後本当にオファーがきたので、これはもう出るしかないな、という。すごく有難かったです。

 僕が突撃する取材先の役を演じる俳優の皆さんがとても面白いんです。セリフのやり取りの中で、『脱線しながら、ただ筋だけは逃さないように一緒に作り上げてく』という感覚は凄い久しぶりだったので、ちょっとカロリーを使うな…と思ったのと同時に、『あ、そういや僕って今俳優の仕事してたんだ』という、とても大切なことを思い出させていただきました。僕は作品の中でワタワタしています。そして本題とはずれたところで箸休め的に出てくるので、視聴者の皆様もコーヒーなり飲みながらご覧ください」

○SUMIRE(本人役)
「学生時代に松田翔太さんが出演されているドラマや映画をよく見ていたので共演出来て率直に嬉しかったです。お話をお聞きしたとき絶対に面白くなるという確信と楽しみがありました。何が正解なのか、みんなで探りながら撮影していて、その行動全てが人間の嘘と真実、日常でこういう反応あるなあとか再確認できたり、撮影中常にユーモアな空気があり楽しく作品を作り上げられました。

 衣装やセット、撮り方など今までのテレビドラマにない作り方で自分のアイデア発想に良い刺激を受けました。個人的に、大人の嘘と真実の狭間だったり、大人という人間のユーモアな日常空間を今の若い方々に深夜のお供として楽しんで頂きたいです」

○藤原ヒロシ(本人役)
「翔太君からの誘いなので、お断りする理由もなく、面白そうだな、と思いました。特に撮影という感じではなく、収録に少し遊びに行き、その延長上で、翔太君といつものような話をしただけです。いつもの日常な感じで。僕も内容をきちんと把握していないので、オンエアーを楽しみにしています」

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