日常生活で役立つ漫画キャラの能力 戦闘では微妙だけど…生活の質は爆上がり?
漫画作品の中には、世界を滅ぼしかねない強力な能力もあれば、戦闘にはそれほど役立たない微妙な能力も登場する。しかし、微妙な能力のなかには「日常生活にあれば超便利じゃないか?」と思わせるものも存在。今回は、戦闘での活躍は微妙だとしても、生活の質は爆上げできるかもしれない、そんな魅力あふれる能力を紹介していく。
バトルでは役立たずでも生活では役立ちそう
漫画作品の中には、世界を滅ぼしかねない強力な能力もあれば、戦闘にはそれほど役立たない微妙な能力も登場する。しかし、微妙な能力のなかには「日常生活にあれば超便利じゃないか?」と思わせるものも存在。今回は、戦闘での活躍は微妙だとしても、生活の質は爆上げできるかもしれない、そんな魅力あふれる能力を紹介していく。
最初に紹介するのは『ONE PIECE』(作:尾田栄一郎)のキャラ・錦えもんが保有している「フクフクの実」の能力だ。錦えもんは日本をモデルにした「ワノ国」出身のサムライで、衣服を作り出し、変装できるフクフクの実の能力を持っている。
フクフクの実の能力自体は戦闘に役立つものではない。しかし、衣服を自由に出現させる能力が現実世界に存在すれば、大変貴重な存在だ。お金をかけず自分好みの服をいつでも作成でき、オシャレ好きな人にとっては非常にうれしい能力と言えるのではないだろうか。さらに、服のメンテナンスも必要なくなり、クリーニング代もかからず家計にも優しい。季節の変わり目で「厚着・薄着しすぎた」と感じた際もすぐに対応できるのもメリットだ。
ネット上でも「お洒落好きな人にとっては夢の能力」「戦闘では使えないけど日常的にはかなり便利だからハズレの実とも言えない」と、かなり高い評価を得ている。
次に紹介するのは『僕のヒーローアカデミア』(作:堀越耕平)に登場する口田甲司の個性「生き物ボイス」である。口田は「ヒーロー」を育成する施設、雄英高校の1年生。本作は人口の約8割が超常現象「個性」を備えているという設定で、口田は個性により動物や昆虫とコミュニケーションをとり、命令を下すことができるのだ。
生物以外の有機物を作り出す個性や、触れた物を自由に分解・再構成できる個性など、ほかの強力な個性に埋もれ、あまり強く感じない生き物ボイス。しかし、生活の利便性向上という点では非常に優れた能力となる。
なぜなら、操ることができる生物(人以外の生き物)は至る所にいるため、命令をすれば失くした物を探したり、情報収集をしたりなど、さまざまなことに活用できるからだ。また、動物と仲良くなりたいという意味でも、この能力が欲しい人は多いのではないだろうか。
動物と言えば『HUNTER×HUNTER』(作:冨樫義博)に登場するスクワラの能力も、動物好きに人気がありそうな能力だ。スクワラは「ノストラードファミリー」というマフィアに所属する人物で、犬を自在に操れる能力があり、ファミリーの護衛を務めている。
彼は犬を操る念能力で、操作している犬と交信できるため、番犬やおつかいはもちろん、スパイなどにも活用していた。この能力があれば、愛犬とも深くコミュニケーションをとることが可能なので、愛犬家のなかには、喉から手が出るほど欲しいという人も存在するかもしれない。
動物の中でも特に犬が好きな人は多いようで、SNS上では「犬好きとしては最高の能力」「可愛いワンチャンと意思疎通できるとかめちゃくちゃ欲しい」など、スクワラの能力を欲しがる声が多く寄せられている。
戦闘では役に立たなくても、魅力的な特殊能力が漫画には多数登場している。あなたの好きな作品にも、使いようによっては生活で役立つ能力を持つキャラがいるかもしれない。
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