俳優の川崎麻世が23日、都内で行われた映画『翔んで埼玉～琵琶湖より愛をこめて～』の初日舞台あいさつに出席。藤原紀香とのラブシーンを振り返った。

　原作は魔夜峰央氏による漫画。2019年に初めて実写化され、その続編となる本作は埼玉を飛び出して日本全土を巻き込む天下分け目の東西ディスり対決が展開される。

　本作では、藤原と、夫で歌舞伎役者の片岡愛之助の結婚後、初となる夫婦共演が実現。劇中では京都市長を演じた川崎と、神戸市長役の藤原とラブシーンがあるが、川崎は「現場に本物の旦那さんがいらっしゃる。『ええんかな』って……。こんな美女の紀香さんを抱きながら扇子をあおいで、きざなセリフを言う。旦那さんがいてもラブシーンはやらないといけない」と恐縮したという。

　それでも「役者として腹をくくって」撮影に臨み、「遠慮なくさせていただいたところが気に入ったシーンになった」と胸を張る。撮影後は「めちゃくちゃ旦那さんに気を遣って『食事どうですか』って。3人で町中華を食べに行った」と明かし、「愛之助さんとは仲良くなって、紀香さん抜きで3軒くらい飲みに行った。僕とこと嫌いじゃないんだって。よかった」と安堵（あんど）した表情で振り返った。

　藤原も、夫が見える前でのラブシーンについては「もう役者なので。お互いにリスペクトして、すごく楽しんでさせていただきました」と笑顔で話した。

　舞台あいさつにはそのほか、GACKT、二階堂ふみ、加藤諒、益若つばさ、堀田真由、お笑いコンビ・野性爆弾のくっきー！、高橋メアリージュン、武内英樹監督も参加した。

※川崎麻世の「崎」の正式表記はたつさき