アニメ『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのイベント『機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL～CONNECT あの時代を超えて～』が19日、東京・文京シビックホールで開催された。イベント内で、劇場版の主題歌が西川貴教と小室哲哉のタッグ、西川貴教 with t.komuroによる楽曲『FREEDOM』に決まったことがサプライズ発表された。

　21世紀最初のガンダム『機動戦士ガンダムSEED』とそれに続く『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の主題歌・挿入歌を担当したT.M.Revolution（西川）と、「BEYOND THE TIME （メビウスの宇宙を越えて）」で昭和ラストガンダム『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主題歌を担当した小室が、令和にタッグを組むことが明かされた。

　西川が「自分にとっての20年をこの作品に封じ込めたいという思いで挑みました」と意気込みを語ると、小室からのメッセージもスクリーンに流れた。

「『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』で楽曲を提供させていただいてから時を超えて35年が経ち、『SEED』の主題歌を作らせていただきました。僕にとっては奇跡と言えます。地球を危惧するあらゆる事象の中で、ガンダムは光です。渾身の力で制作に望みました。西川貴教くんとは初めてのタッグですが、期待通りの歌唱力に圧倒されています」

　これを受けて西川は、「小室さんご自身も驚かれた、突然のオファーになってしまった。いろんなことを思い巡らせた中で、僕なりの時代をつむぐ楽曲をお届けしたいと考えた中で、小室さんとご一緒したいと思いお願いしました」と実現の経緯も明かした。

　キラ・ヤマト役の保志総一朗も「びっくりしました」とまさかのタッグに驚きの様子。「『ガンダムSEED』でこんなことが起こるんだって感動しております」と主題歌解禁を喜んだ。

　主題歌情報については、会場でサプライズ発表された後に、ネットニュースなどで情報解禁される予定だったが、イベントの時間が押してしまった関係で、先にネットニュースの解禁時間を迎えてしまった。西川は「ネットで先に解禁されていた」と舞台裏で解禁されていた事実を知ったと明かし、「ここに集まったみなさんが最後に知ることになってしまった」と残念そうな表情を浮かべ、「これが現代だなって」とボヤき、集まったファンを笑わせた。そして、「直接皆さんにお伝えできたことがうれしいです」と生報告の実現を喜んだ。