厚切りジェイソンが考える“稼げる人”と“稼げない人”の差「自己アピール」の重要性
お笑いタレントの厚切りジェイソンが20日、都内で著書『ジェイソン流お金の稼ぎ方』(ぴあ株式会社刊)発売イベントを行った。
「そもそも投資をするためのお金がない人はどうしたらよいのか」がテーマ
お笑いタレントの厚切りジェイソンが20日、都内で著書『ジェイソン流お金の稼ぎ方』(ぴあ株式会社刊)発売イベントを行った。
本作は、70万部を超えるベストセラーとなった前作『ジェイソン流お金の増やし方』の続編。「そもそも投資をするためのお金がない人はどうしたらよいのか」をテーマに据え、ジェイソン自身の経験に基づいて導き出された“稼ぎ方”のヒントや仕事術、働き方の心構えなどを紹介している。
IT企業役員とお笑いタレントの“二刀流芸人”であり、全員小学生の3人の娘のイクメンパパ。さらには30代でFIRE(経済的自立と早期リタイア)を達成しているジェイソン。37歳になったが、大学、就職、転職の際には「若い頃から活躍できる人になるにはどうしたらいいのか」をモットーにする人生を歩んできたという。会見の冒頭で本作の発売前重版が決まったことを明かし、「多くの人に有益な情報が届くことは素晴らしいです」と喜びを語った。
司会による最初の質問から熱弁をふるった。“稼げる人”と“稼げない人”の差は「需要と供給」の関係が大きいとし、「世の中が必要としていないならば自分の価値は高まらないです。ただ、自分の価値が世の中が必要としているものであっても、他の人からたくさん出ていると、供給が多過ぎるので、高くはならないです。世の中から必要とされていて、他の人が出せないものを自分が出せること。他に入れ替わることができないような人になることができれば、収入を高くする秘訣(ひけつ)になります」と強調した。
そのために必要なこととして「自己アピール」の重要性を挙げた。「自分がアピールして、相手(企業)に納得してもらわないと。自分から(給与や待遇面について)交渉しない限りは、ある意味価値を持っていないと一緒ですね、稼ぎ方に関しては。みんなと違う、必要とされることができて初めて、自分の価値が高くなると思います」と語った。
収入が増えると、どうしてもお金を使ってしまうもの。ジェイソンは「もちろん自由に使ってもいいですが、意識を持って何のためにやっているのかを考えた方がいいと思います。目的と自分の状況を都度都度考えていればいいと思います」と、冷静に収入・支出を見極めることの大切さを語った。
そんな多忙な日々を送るジェイソンが幸せを感じる瞬間とは。家族の話題に及び、芸人らしく小学6年の長女を笑わせることに“ハマっている”といい、「彼女を笑わせたら、自分の勝ちだと思って日々勝負しています」と、子煩悩なパパの横顔を見せた。
来年2024年からは新NISAのスタートが控えており、資産運用や投資への注目度がさらに高まっている。これからNISAを始める人に向けて、「長期・分散・積立、コツコツやることが大事」とメッセージを寄せた。