のび太の意外な特技とは? 早撃ちは次元大介&ゴルゴ超えの「0.1秒」!?
何をやってもダメでドラえもんに甘えっぱなしなのび太。しかし、『ドラえもん』アニメシリーズや映画シリーズで見せる射撃の腕前はアニメキャラ随一という説がある。そして、のび太が将来就く職業は、射撃技術を生かした仕事だったのかもしれない。
あまり取り柄がないのび太でも射撃だけはプロをもしのぐ腕前
何をやってもダメでドラえもんに甘えっぱなしなのび太。しかし、『ドラえもん』アニメシリーズや映画シリーズで見せる射撃の腕前はアニメキャラ随一という説がある。そして、のび太が将来就く職業は、射撃技術を生かした仕事だったのかもしれない。
まずは、のび太の射撃技術がどれほど高いのか腕前が分かるエピソードを紹介しよう。2019年8月にアニメ放送されたエピソード「けん銃王コンテスト」では、おもちゃのコルク銃で机の上に並べた鉛筆を百発百中で倒す様子が描かれている。
のび太は、射撃の腕前を競う「けん銃王」コンテストを開催し、多くの友達と射撃技術を競い合う。途中で犬を使った卑怯な手を使われるも、屈することなく勝利し、見事「けん銃王」の称号を手にするのだ。
劇場版アニメである『ドラえもん のび太と宇宙開拓史』では、宇宙一の殺し屋といわれる「ギラーミン」と射撃で一騎討ちをすることになる。この勝負でのび太は強敵を前にしても冷静さを失わず、見事撃ち勝って射撃スキルの高さを見せつけた。
上記2つのエピソードから、のび太の射撃スキルは相当な実力があることが分かるだろう。
射撃の腕前が高いキャラはほかの漫画でも登場するが、のび太の早撃ち速度はほかのキャラを圧倒している。『ルパン三世』に登場する次元大介はアニメや原作などの作品によって違うため断定できないが、『ルパン三世VSキャッツ・アイ』の公式サイトでは早撃ち速度0.3秒と明記されている。
そして世界有数のスナイパーとして活動している『ゴルゴ13』のデューク東郷は、コミックス18巻収録の「動作・24分の4」で拳銃を抜くのに要する時間が0.17秒と記載されている。
どちらも射撃のプロとしてスゴい記録だが、のび太はそれらをしのぐ0.1秒という説がある。根拠となっているのは、「ドラ・ザ・キッド(通称キッド)」と互角に撃ち合っていることである。キッドは、ドラえもんのスピンオフ漫画『ザ・ドラえもんズスペシャル』(小学館)コミックス1巻に掲載されているエピソード「妖怪大決戦 第1章 一角大王」にて早撃ち速度0.1秒を自称している。そして別のスピンオフ漫画『ザ・ドラえもんズ ロボット養成学校編』の「決闘!キッド対のび太」にて、キッドとのび太は同じタイミングで撃ち合っているのだ。しかし、この対決は敵を騙すための演技であり、のび太の射撃速度が0.1秒とは断定できないが、キッドとのび太がほぼ互角の実力であることは推測できる。
そんな飛び抜けた射撃の才能を持つのび太について、ファンの間では「将来、のび太が就くであろう職業」を予想して盛り上がっているようだ。SNS上では「のび太の特技を活かせる仕事は自衛隊員か警察官かなぁ」「射撃のオリンピック選手になれそう」など、想像豊かなコメントが寄せられている。
エピソードによって将来のび太が就く職業は違うが、1989年に上映された映画『ドラミちゃん ミニドラSOS!!!』の解説では「環境保護局の自然観察員」と記載されていたことがある。同職業に対してSNSでは「環境保護局の職員ということは射撃の才能を買われたのでは?」「自然保護官は状況によっても射撃することがあるのかも」など、もしかしたら射撃の腕前を生かせていたのではと妄想を楽しむファンの様子が見られる。
「射撃」という特技は、勉強が得意ではなかったのび太が誇れる一芸だ。これからも普段とは違う姿を見せてくれるのび太の特技からは目が離せない。
『ドラえもん』は全45巻が発売中。