沢城みゆき、子育てで痛感した『鬼太郎』と水木しげる作品のすごさとは「扉を開けば友達になってくれる」

声優の沢城みゆきが19日、都内で行われたアニメーション映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公開記念舞台あいさつに出席し、子育てに『ゲゲゲの鬼太郎』や水木しげる作品が欠かせないことを力説していた。

舞台あいさつに登壇した沢城みゆき【写真:ENCOUNT編集部】
舞台あいさつに登壇した沢城みゆき【写真:ENCOUNT編集部】

大人になっても「勉強になることがたくさんある」

 声優の沢城みゆきが19日、都内で行われたアニメーション映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』公開記念舞台あいさつに出席し、子育てに『ゲゲゲの鬼太郎』や水木しげる作品が欠かせないことを力説していた。

 沢城は2018年4月から放送がスタートしたテレビアニメ第6シリーズ『ゲゲゲの鬼太郎』で、鬼太郎の声を演じているが「私も『鬼太郎』を演じさせてもらうようになってから、同時に私生活でも子育てが始まったのですが」と話し出すと「子どもって放っておいても妖怪が好きになっていくんですよね。暗闇の中に何かを生み出す。子どもはみんな持っているんだとリアルに感じていました」と経験談を述べる。

 さらに沢城は「そこにたどり着くと、扉を開けば鬼太郎がいてくれて友達になってくれる」と子どもの良きパートナーになることを述べると「そこから少し大人になって鬼太郎と別れても、そこには水木しげるの言葉といいますか、水木先生という人のカリスマ性に魅せられていくようなところがあり、ずっとその世界観を味わえる」と鬼太郎や水木しげるという存在が、子育てにとって重要な役割を占めていることを強調した。

 沢城自身は「大人になって仕事をするようになってから、再度水木先生の作品に触れるようになった」と明かすと「まだまだ楽しめる。勉強になることがたくさんあるなと感じています」と子どもだけではなく、大人になってからも影響力が大きいという。

 また沢城は、本作に携わったことで“霊毛ちゃんちゃんこ”への思いも変わったようで「台本を読み終わって、ねこ娘役の庄司宇芽香さんに『“霊毛ちゃんちゃんこ”をおいそれと投げられない』と連絡をしました」と語ると「もっと大切に投げないといけない。汚してはいけないんです」と力説し、会場を笑いに包み込んでいた。

 本作は国民的アニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の作者・水木しげる生誕100周年記念作品。55年にも渡って子どもから大人まで愛され続けた『ゲゲゲの鬼太郎』に出演する目玉おやじの過去と、鬼太郎誕生を描いた物語だ。

 舞台あいさつには、関俊彦、木内秀信、古川登志夫、古賀豪監督も参加した。

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