【光る君へ】宮川一朗太、俳優生活40年で初大河は無能な役「なんとも複雑ですが…嬉しかった」
NHKは17日、来年の大河ドラマ『光る君へ』(1月7日スタート、日曜午後8時)に、俳優の宮川一朗太が出演し、道長の一回り年長の公卿・藤原顕光(ふじわらのあきみつ)を演じると発表した。宮川は大河ドラマ初出演。演じる顕光は、道長の一回り年長の公卿。儀式での失敗など、その無能ぶりはしばしば嘲笑されていた。しかし、競争相手である公卿たちが早く亡くなったことで、政治の中枢に残り、道長の政権下においてナンバーツーの座につく人物。
天皇の側近、道長の一回り年長の公卿・藤原顕光役
NHKは17日、来年の大河ドラマ『光る君へ』(1月7日スタート、日曜午後8時)に、俳優の宮川一朗太が出演し、道長の一回り年長の公卿・藤原顕光(ふじわらのあきみつ)を演じると発表した。宮川は大河ドラマ初出演。演じる顕光は、道長の一回り年長の公卿。儀式での失敗など、その無能ぶりはしばしば嘲笑されていた。しかし、競争相手である公卿たちが早く亡くなったことで、政治の中枢に残り、道長の政権下においてナンバーツーの座につく人物。
宮川は演じる人物の印象と意気込みについてコメント。
「僕が演じる藤原顕光。恥ずかしながらよく知らず、調べてみたところ……『無能者』『仕事のできない男』として歴史に名を残しているじゃありませんか。いやもうビックリですよ。でも、どう演じようか、逆に燃えてきましたね。40年も政権内にいられた、顕光なりの魅力、信念があるはず。それでも失敗してしまう姿や道長との関係がどう描かれるのか、僕も楽しみです。見ている皆さんを呆れさせ、イラつかせられるよう、精いっぱい頑張ります(笑)」
大河への思いも紹介。
「役者生活40年になりますが、実は“初大河”なんです。ずっと出たいと思っていたので、まさに念願かないました。それが『仕事できない男』というのは何とも複雑ですが……(笑)。でも、すっごくうれしかったですよ」
作品は平安中期に、のちに世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』を生み出した紫式部の人生を描く。武家台頭の時代の前にきらびやかな平安貴族の世界と懸命に生きて書いて愛した女性の一生の物語。紫式部を吉高由里子が演じ、藤原道長を柄本佑が演じる。脚本は大石静氏が担当する。