声優の小野賢章、花江夏樹が15日、都内で行われた映画『メカバース：少年とロボット』（11月17日公開）の完成披露上映会に、メガホンをとったRICH HO監督、主題歌を担当した超ときめき●宣伝部（●はハートマーク）、作曲家の宅見将典氏、プロデューサーの中臺孝樹氏とともに出席した。

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　本作は、中華圏で最も栄誉ある映画賞「金馬奨」に20代でノミネートされ、シンガポールの映画界で活躍するRICH HO監督が、資金繰りを含めた企画プロデュース、監督、脚本、撮影、音楽、美術・衣裳、VFX監修の7役を務め、11年間かけて製作したロボットバトル超大作。主人公で、幼い頃に父親を宇宙戦争で失くした過去を持つが、両親と同じく前線で戦うメカ・パイロットの道を志す少年・カイの日本語吹き替えを小野が、カイの相棒かつ親友であるロボット・リトルドラゴンの日本語吹き替えを花江が担当した。

　作品の内容にちなみ、困難に直面した際にどう乗り切るか質問されると、小野は「時間をかけてできるものであれば焦らないようにしますし、1人じゃ抱えきれないなと思ったら花ちゃん（花江）に言います」と答え、昨晩も本作をオンライン試写で見ようと思ったが、見方が分からず花江に相談したそうで、小野は「URLから飛ぶんですけど、そこからどう見ればいいか分からず20分くらいかかり、これは困難だなと思って聞いたら5秒で解決しました」と苦笑。花江は「そこから通話を繋げて『せーの』で一緒に見始めました」と仲睦まじいエピソードを明かした。

　同じく、困難に直面したら人に相談するという花江は「賢章さんは僕に相談してくれてうれしいですし、普段は頼れる先輩なので、僕も困ったことがあったら相談しようかなと思うんですけど、基本、家族に相談というか」と打ち明けて笑いを誘い、小野が「相談されたことないですね」と嘆くと、花江は「（小野とは）そういう関係ではないんです。友だちみたいな関係でくだらない話をすることが多いですね」と語った。

　加えて、花江は「（小野は）何を言ってもあまり怒らないんですよ」といい、「年上で先輩なんですけどイジっても面白く返してくれます」とにっこり。これに小野は「だいぶイジられます」と口をとがらせ、「いつも『帰るよ、いいの？』って言います」と打ち明けると、花江は「じゃあ、じゃあ」とステージから降ろさせようとして笑わせ、小野は「今日はいさせてくれ！」とお願いした。