【相棒】元宝塚・トップ娘役の潤花がヒロイン役でゲスト出演 初の映像作品に「夢かと思うほどうれしかった」
元宝塚歌劇団・トップ娘役の潤花(じゅん・はな)が、テレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』(水曜午後9時)の第6話(22日放送)に出演することが15日、発表された。
22日放送の『相棒season22』第6話に出演「映像を作っていく過程はとても楽しかったです」
元宝塚歌劇団・トップ娘役の潤花(じゅん・はな)が、テレビ朝日系連続ドラマ『相棒season22』(水曜午後9時)の第6話(22日放送)に出演することが15日、発表された。
俳優の水谷豊が主演を務め、寺脇康文が共演する人気シリーズは今回が『season22』。第6話『名探偵と眠り姫』では、高橋克実演じる名キャラクター“マーロウ矢木”こと矢木明が12年ぶりに登場することが発表され話題を集めているが、潤が事件のカギを握るヒロイン役でゲスト出演することも決まった。潤にとっては今年6月の退団後、本作が初の映像作品となる。
潤が本作で演じるのは、老舗デパート創業一族の令嬢・蔵本里紗。実は、里紗は5歳のとき、誘拐被害に遭遇。幸いすぐに救出されたものの、睡眠薬で眠らされ連れ去られたという手口から、“眠り姫誘拐事件”として世間を騒がせた過去があった。そんな事件のトラウマから外出を恐れて自宅に引きこもりがちになった里紗は、まさに“深窓の令嬢”として美しく成長した。
ところが、その里紗が自身の婚約お披露目パーティーを前に会場からこつ然と姿を消す事態が発生。しかも、彼女の失踪とほぼ同時に「警視庁特命係・杉下右京殿 眠り姫事件の犯人は殺された。至急真相を解明されたし」と、まるで右京への挑戦状のような情報提供が警視庁に舞い込んでいた。
17年前の眠り姫誘拐事件の犯人は投身自殺で幕引きとなったはずでしたが、まさか殺されていたのか。右京は薫とともに捜査を開始。すると、彼女が会場から抜け出すのを手伝ったのが、自称名探偵・マーロウ矢木だとわかる。
今回、初めて映像の世界に降り立った潤花は、『相棒』からのオファーに「夢かと思うほどうれしかったです。現場に入ってからも、テレビを見ているかのような信じられない気持ちでいっぱいでした」と喜びを告白。カメラの前での演技を体験し、「現場でみなさんと作り上げる世界に身を委ねるのも心地いいんだなということを、初めて知りました。映像を作っていく過程はとても楽しかったです」とクリエイティビティーあふれる撮影に刺激を受けたことを明かした。
また、何より演技に打ち込むことができたのは水谷豊、寺脇康文らの温かな現場づくりのおかげだとも話し、「いろいろ質問してくださったり、何気ない会話をしてくださったりして私の緊張をほぐしてくださいました。寺脇さんのダジャレに水谷さんがツッコミを入れて、そこに高橋克実さんも加わって、カメラが回る寸前まで笑わせてくださり、こらえるのが大変でしたね。そうやってコミュニケーションの場を作ってくださったからこそ、お芝居にグッと入り込むことができました」と、やさしい気遣いに感謝していた。
さらに、演じた役柄・里紗については「単なる“お姫様”や“お嬢様”ではありません。幼い頃に体験した苦しさ、つらさを抱えながら生きてきた彼女は、弱さの中にも強さを持つ女性だと感じています」と愛情をもって分析した。