宝塚ファン山里亮太、俳優急死の歌劇団会見に「変っていくようには感じられませんでした」
宝塚ファンの南海キャンディーズの山里亮太が15日、日本テレビ系『DayDay.』(月~金曜午前9時)に出演し、宝塚歌劇団の団員で俳優の女性(25)が9月に急死した問題に言及した。
日本テレビ系『DayDay.』でコメント
宝塚ファンの南海キャンディーズの山里亮太が15日、日本テレビ系『DayDay.』(月~金曜午前9時)に出演し、宝塚歌劇団の団員で俳優の女性(25)が9月に急死した問題に言及した。
同番組は歌劇団が14日に兵庫・宝塚市で記者会見を開いたことを特集。会見で歌劇団は、外部の弁護士らのチームによる調査報告書の概要を公表し、木場健之理事長は「安全配慮義務を十分に果たせていなかった」「大切なご家族の命を守ることができなかった」などと述べた。一方で、女性へのいじめやハラスメントは「確認できなかった」とした。
同会見について、山里は「本当に素晴らしいショーを好きな宝塚に一生懸命やるっていう会社に変っていくって風には、正直、宝塚側の会見では感じられませんでした。もっとしっかりしてほしかったなと思います」と話した。
その後、番組は遺族側が訴える1か月時間外労働約277時間の「過重労働問題」を取り上げ、元NHKで番組MCの武田真一アナウンサーは「私もサラリーマンをやっていたので分かりますが、とんでもない数字です」。劇団側は「118時間」としているが、武田アナは「これでも相当な時間外労働だなと思います」と指摘した。さらには、亡くなった女性が睡眠3時間の状況だったとする遺族側の主張を説明。意見を求められて、山里は言った。
「すごいんですよ。宝塚の舞台って、あんだけすごいお芝居があって、歌、踊りがあって、あのショーをものすごいペースでやってるって、僕らは『すごいな、超人だな』『宝塚ってやっぱりすごいところなんだな』という思いだけで見ていましたが、『こういう風になってしまっていたのか』と思いました。だから、公演数をもっともっと減らして、本当いい環境でできるように改善してほしいです」
今後の対応について、宝塚側は年間興行数を9から8へ、週の公演数を10回から9回へ減らすことなどを公表している。だが、武田アナが上下関係に厳し過ぎるとされる宝塚の組織風土について触れると、山里は「伝統という言葉の中で直さなければいけないことが隠れてしまっていたのかもしれません」などとコメント。興行数の減少についても「この改善策で、果たしてこのスケジュールが見直されるのかなと思います。1つの興行の作り込み方がとんでもないんですよ」と心配していた。