稲垣吾郎、新垣結衣は「“ガッキー”ではない目の輝きだった」 初共演を振り返る

俳優の稲垣吾郎が11日、都内で行われた映画『正欲』の公開舞台あいさつに出席。新垣結衣との共演シーンを振り返って、「もうね、“ガッキー”ではない目の輝きだったんじゃないか。違う使い方をして、見てくれた」と感想を述べた。

イベントに登壇した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】
イベントに登壇した稲垣吾郎【写真:ENCOUNT編集部】

最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞した『正欲』

 俳優の稲垣吾郎が11日、都内で行われた映画『正欲』の公開舞台あいさつに出席。新垣結衣との共演シーンを振り返って、「もうね、“ガッキー”ではない目の輝きだったんじゃないか。違う使い方をして、見てくれた」と感想を述べた。

 朝井リョウ氏による同名小説が原作。異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマをあぶり出していくストーリー。稲垣は検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜、新垣は広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月をそれぞれ演じ、初共演を果たした。

 本作の出演を「わくわくした」と表現した稲垣は、「僕自身新しい挑戦だった。最初は啓喜の目線で物語を見る方が多いのかなと思いますが、そこから僕の心が崩れ始めるというか、『自分の正義はなんだんだ』とほころぶ。そういうものを、はっきりとした表現ではなく、なるべく静かにゆるやかなグラデーションで演じることができればなと思って、いろいろ監督に指示してもらった。新しいチャレンジとして、楽しかったですね」と新境地を回想した。

 先日開催された『第36回 東京国際映画祭』において、最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞。舞台あいさつでは稲垣から岸善幸監督へお祝いの花束が贈られた。稲垣は「自分のことのように、いや自分のこと以上にうれしかった。知らせを聞いてから一刻も早く『おめでとう』と伝えたかった」と祝福した。

 舞台あいさつにはそのほか、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香も参加した。

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