私人逮捕系YouTuber、アカウント停止相次ぐ シバターが言及「全員いなくなればいい」

YouTube界の重鎮で元祖物申す系YouTuberのシバターが10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。“私人逮捕系”YouTuberが次々とBANされていることに言及した。

シバター【写真:山口比佐夫】
シバター【写真:山口比佐夫】

“垢BAN”相次ぎ「綱渡り的な際どいものってやるべきじゃない」

 YouTube界の重鎮で元祖物申す系YouTuberのシバターが10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。“私人逮捕系”YouTuberが次々とBANされていることに言及した。

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 格闘技イベント「RIZIN」無敗の男・シバターは2008年から動画配信をスタートした、いわば業界のパイオニア的存在。13年からYouTuberとして始動し、HIKAKINの“敵”としてさまざまな動画を投稿し認知を広げた。

 話題の“私人逮捕系”YouTuberは、容疑者と見られる人物に対し、己の正義を振りかざし、あるときは実力行使して逮捕。その模様を映像撮影し、SNSで発信していた。当初は賛同の声も上がっていたが、最近は行き過ぎた行為も見られ、企業やメディア、警察も問題視している。YouTube界の重鎮もついに言及した。

「私人逮捕系YouTuberと呼ばれるやつらが次々とYouTubeからBANされていますね。名前を出すとちょっと前には令和タケちゃん、8日には煉獄コロアキのチャンネルがBANされたそうです」

 BANとはサイト運営者からアカウントを取り上げられサービスを利用できなくなること。理由は「嫌がらせ、いじめ、脅迫を目的としたコンテンツを禁止としたYouTubeポリシーに対するたび重なる違反、または重大な違反」。

 シバターは「もちろん煉獄らがやってることが、日本の法律において犯罪なのかセーフなのかは議論の余地がある。一連の行動についてはYouTubeのルールがある。YouTubeのルールは日本の法律とは関係ないから」と説明した。

 さらに「私は令和タケちゃんも煉獄コロアキも大嫌いだし、へずまりゅうの亜種だと思ってる。ああいった連中は全員いなくなればいいと思ってる。ざまぁみろと思いました」と嫌悪感をあらわにした。

 両者のBANされた後の行動が気になるといい「正義のためなのか、金のためなのか。彼らのなかに正義があったのなら、お前それ、YouTubeチャンネルなくてもやるんだろうな? と。SNSがなくてもお前続けろよ? だって正義のためにやってるんだろ?」とまくし立てた。

 さらに私人逮捕の意味についてもこう語る。

「私人逮捕って日本の法律で定められているものがあって、いろんな要件を満たしていないといけないんだよね。例えば現行犯であるとか、逃げる可能性があるとか。結構細かい要件を満たせてないと私人逮捕しちゃいけないんですよ。誤認逮捕だった場合、逮捕罪、監禁罪の対象になってしまう。『間違いでした、すみません』は法律違反なんだわ」

 そして最後に同じYouTuberとして苦言を呈した。

「人様に迷惑をかけるとか、あまりにも綱渡り的な際どいものってやるべきじゃないよね。時代がもうそういう時代じゃないよ。俺がYouTubeを始めた10年前とか、もっと前のときはネットを使ってガキなことができた時代ではあった。俺もそれに乗った時期があったけど、もう時代じゃないよね」

 この投稿にファンからは「綺麗な解説ありがとうございます」「私人逮捕系は収益化出来ないというルールでも設ければ、良いんじゃない?」「ほんとに正義心でやってたなら、警官になって正式に逮捕しろよ」「私人逮捕系見ていると気分が悪くなります」「ゴリラ系YouTuberからのありがたいお言葉」「あんなもん全部駆逐されろ」「これはシバターが正しいわ」「シバターは垢BANなっても芸能人を救ってくれると信じてる」などのコメントが寄せられている。

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