TBSチャンネル1の新音楽番組『Spicy Sessions（スパイシーセッションズ）』の囲み取材が8日、都内で開催され、同番組のMCを務めるゴスペラーズの黒沢薫、サブMCを務める乃木坂46の中西アルノ、初回ゲストで歌手の平原綾香が出席。中西は、サブMCに選ばれた気持ちを口にした。

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　同番組は、毎回1組のゲストを迎え、観客を前に楽曲の披露や、メインMC・黒沢とのコラボレーション、ルーツに関するトークを繰り広げる。サブMCの中西は、ゲストの歌唱披露にコーラスとして参加し、さらには黒沢のアドバイスを受けた上で、毎回ソロでも1曲パフォーマンスする。番組終盤には、黒沢が考案したレシピの絶品カレーが登場し、スパイシーな一皿を楽しみながらエンディングトークを行う。初回放送は、12月16日の午後11時から。

　サブMCに選ばれたことについて中西は「すてきな番組のレギュラーをいただけて、お手伝いできることが光栄です。うれしく思っています」と喜び、「音楽そのものが大好きなので、この場でたくさん影響を受けて、盗めるところは盗みながら、これからのスキルアップにつなげていけたらいいなと思います」と意気込んだ。

　収録は、先輩の黒沢と平原が歌を披露した後、中西のソロ歌唱という流れであった。歌った感想を求められた中西は「たくさんの人の前ですし、1人で歌う経験もあまりないので『大きな経験値になる』と思いつつ、この2人の素晴らしい歌を聞いてしまった後に『私がいくの!?』って正直思いました（笑）」と吐露した。

　さらに「お客さんの耳が肥えてしまっている状態で聞かれるので『どう歌っていこうかな』って苦戦しました。生バンドで歌うことも生まれて始めてだったので、カラオケの音源で練習しました。でも、生バンドだと全然違いました。『もっとフレキシブルに動けないと……』って知りましたね。反省点を見つけたので、次回からの歌唱に生かしたいなと思います」と続けた。

　また、中西を指名したのは黒沢自身だそうで、理由を聞かれると「（乃木坂46に）『ものすごくうまい子がいる』といううわさは聞いていて。楽屋のモニターでライブを見ていたのかな。ライブ会場で見ると響きがあって、だいたいどの曲もよく聴けるんです。ラインの音しか流れないモニターで見ていると、実力がよく分かるんですね。そしたら、1人だけ違う子がいると思っていたら、隣にいたレコード会社の人が『その人がアルノさんですよ』って。そこから認識していて。『一緒に歌ったりしたら楽しいよね』と思っていたところ、今回の番組の話があって。僕1人だったら絵的に弱いし、誰かって言うときに、僕が『乃木坂グループから中西さんがいいと思いますよ』って。嘘じゃなくて、本当に指名しました」と説明した。