『進撃』に『ゆるキャン』…サウナで整っていたアニメキャラたち 本編そっちのけで「サ活」?
日常的にサウナへ通う人や「サ活」という言葉もあり、サウナが流行している。サウナと水風呂や外気浴を繰り返すことで得られる快感「整う」が有名だ。アニメとサウナは関係ないと感じるかもしれないが、作中で「整う」をしていた人気作品もある。
キャンプアニメやバトルアニメにも登場するサウナシーン
日常的にサウナへ通う人や「サ活」という言葉もあり、サウナが流行している。サウナと水風呂や外気浴を繰り返すことで得られる快感「整う」が有名だ。アニメとサウナは関係ないと感じるかもしれないが、作中で「整う」をしていた人気作品もある。
1つ目は、志摩リンを中心に女子高校生がキャンプを楽しむ作品『ゆるキャン△』だ。
ヤマハ発動機のサイトで公開されたコラボエピソード「SPECIAL EPISODE サウナとごはんと三輪バイク」で、リンは山梨県にある延命の湯に到着。内湯で温まった後、友だちの斉藤恵那に教えてもらったサウナでの整う体験を思い出す。リンは5分程サウナに入り、水風呂と外気浴のセットを3回繰り返した。すると体がぼわーと軽くなって、不思議な感覚に。ディープリラックス状態になったかと思ったリンだが、次の瞬間「お腹すいた」と発言。同シーンには、クスッと笑いがこぼれてしまうだろう。
2つ目の作品は『進撃の巨人』だ。人類と巨人の戦いを描くストーリーだが、2022年1月23日に放送されたThe Final Season Part2 第78話「兄と弟」でサウナシーンが登場。
エレンとジークが接触した際に2人の脳内にさまざまな記憶が流れる。そこでリヴァイやライナーたちがサウナに入っている描写が出てきた。ネット上では「リヴァイたちもサウナで整っていたのか」「シリアスな場面でサウナの回想が出てきて笑った」などのコメントがあがっている。
また『進撃の巨人』公式ガイドブックに掲載された『進撃のスクールカースト』では、オマケページにサウナの入り方が紹介されていた。『進撃の巨人』でサウナが登場する理由は、作者の諫山創氏がサウナ好きだからだ。諫山氏は20年6月6日に放送されたTBS系『情報7days ニュースキャスター』のインタビューで、「サウナが好きでサウナ施設を作りたい」と語っている。
3つ目は『ゴールデンカムイ』3期でのサウナシーンである。本作は明治時代末期の北海道を舞台に、杉元佐一が幼馴染である梅子の治療費を賄うために大金を求める話だ。
3期では北海道から樺太に移動しており、厳しい寒さを乗り越えるためにロシア流の温まり方が紹介された。樺太で杉本はスチェンカ(ロシアの格闘技)の使い手である岩息舞治と戦う。
刺青の脱獄囚である岩息は、杉元の狙いが金塊の在処を示す刺青だとわかり、スチェンカの試合を放棄して逃亡。杉元と一緒に戦っていた月島や谷垣が岩息を追いかけると、ある小屋にたどり着く。そこでは、ロシア式の蒸し風呂であるバーニャが行われていた。
日本はドライサウナが多く、高温乾燥が一般的。一方のバーニャは温度がドライ式より低く、中温多湿が特徴である。湿気で蒸し暑いなか、月島や谷垣はサウナを堪能し「バーニャ!」と叫んでいた。緊迫した展開からの唐突のサウナシーンは、本作ならではのシュールな笑いを感じる。
サウナの流行は著しく、さまざまなアニメ作品のキャラクターたちもサウナを満喫している。今後もアニメで登場するサウナシーンに注目していきたい。