永野芽郁、来年1月期月9『君が心をくれたから』でフジドラマ初主演 山田裕貴と共演のラブストーリー
俳優の永野芽郁が2024年1月期のフジテレビドラマ『君が心をくれたから』の主演を務めることが8日、決まった。永野は、今作がフジテレビドラマ初主演にして、月9ドラマ初主演となる。
純愛小説の名手、宇山佳佑が手がけるオリジナル脚本
俳優の永野芽郁が2024年1月期のフジテレビドラマ『君が心をくれたから』の主演を務めることが8日、決まった。永野は、今作がフジテレビドラマ初主演にして、月9ドラマ初主演となる。
今作は、永野演じる主人公・逢原雨(あいはら・あめ、26歳)が、愛する男性、朝野太陽(あさの・たいよう、28歳/山田裕貴)のために自分の“心”を差し出す宿命を背負うことから始まる、過酷な「奇跡」が引き起こすファンタジーラブストーリー。ノスタルジックで幻想的な雰囲気に満ちた街・長崎を舞台に、美しくて泣ける、令和版“月9”ラブストーリーが幕を開ける。
主人公・逢原雨は、悲しい過去から自分に自信が持てず、人に心を開けないでいた。しかし、故郷・長崎に戻ったある日、かつてただ一人心を通わせ、今もなお忘れられない男性、朝野太陽と再会する。しかし、再会を喜んだのもつかの間、彼は事故に遭ってしまう…。悲しみに暮れる雨の前に、あの世からの“案内人”と名乗る男が現れてこう告げる。「君が“心を差し出す”ならば、今から奇跡を起こしてあげよう」。しかし、案内人が提示した“心を差し出す”という条件は、雨にとって、あまりにも過酷なものだった……。果たして、“奇跡”と引き替えに雨が奪われる“心”とは、何を意味するのか? そして、案内人が起こす“奇跡”によって、2人に何が起こるのか? 一途(いちず)に互いを想い合う雨と太陽、真逆の名前を持つ2人が織りなす、ラブストーリーだ。
雨が高校時代から想いを寄せる太陽を山田が演じる。太陽は一人前の花火師になるという夢を持ち、明るく前を向いて生きる男。長崎で代々続く老舗煙火店の跡取り息子として生まれた太陽は、亡き母との約束を果たす為、父の跡を継ぐべく修行に励んでいる。元気で活発な性格だが、学生時代に気になっていた雨に対してだけは素直に話しかけられないような不器用な面も持つ。雨に自分の想いを伝えられないまま上京を見送ったが、離れていた8年の間、片時も彼女のことを忘れたことはなかった……。山田は、月9ドラマ『女神の教室 ~リーガル青春白書~』(2023年1月期)以来、1年ぶりの月9出演となる。俳優としてさらなる進化を遂げた山田が、不器用だが心優しい青年をどのように演じるのか注目だ。
そして本作は、若い世代から絶大な支持を得る純愛小説の名手、宇山佳佑が手がけるオリジナル脚本となる。宇山は、SNSを中心に「目が腫れるほど泣ける」と爆発的な注目を集めた小説『桜のような僕の恋人』(集英社文庫刊)や、映画の中から現実世界に飛び出してきたお姫様とのはかない恋を描いた映画『今夜、ロマンス劇場で』(2018年)など、話題作を次々に送り出している気鋭の作家。宇山の描く世界は、「痛み」を伴う不条理な運命を描きながらも、そんな運命に巻き込まれたキャラクターをあたたかく包み込む、深い切なさとまっすぐな純粋さが特徴だ。
また演出するのは、興行収入44億円(11月5日時点)を突破した現在公開中の映画『ミステリと言う勿れ』や、『LIAR GAME』(07年)や月9ドラマ『信長協奏曲』(16年)など数々のヒット作を手掛けた松山博昭。プロデュースは『ミステリと言う勿れ』シリーズで松山とタッグを組んだ草ヶ谷大輔が務める。独自の世界観を作り上げる演出に定評のある松山が、長崎を舞台とした、どこか懐かしくて新しい令和の月9ラブストーリーを描く。
山田裕貴「毎話泣けます!」
永野、山田のコメントは以下の通り。
◆永野芽郁
―この作品のオファーを受けた感想は。
「初めてこの作品の台本をいただいた時は、すごく難しい役どころで、読んでいながら心が苦しくなる時間もあったので、この役が私にできるんだろうかと不安もありました。ただ、“今の自分の全てをかけて挑みたい”と思う作品に出会えたことが何より幸せで、すぐに“これはやりたい!”と思ったので、今撮影していてすごくうれしいです」
―今作で月9初主演となりますが、月9にはどんな印象がありますか。
「月9は小さい頃からみんなが見ていたものだったし、ドラマの中でも特別な枠だと思ってきました。私自身、“月9”を強く意識してきたわけではないですが、自分がいざ、番組の宣伝などで“月曜9時は!”って言っていると、“私、月9で主演をやれるようになったんだ!”って、じわじわと実感してきています。今までたくさんの先輩方がつなげてくださった枠ですので、たくさんの方に見ていただけるドラマを、山田さんを始め、キャスト・スタッフの皆さんと作っていけたらと思います」
―山田裕貴さんとは『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』以来の共演となりますが、印象はいかがですか。
「2年前にご一緒した時から大幅に変わったということはないですが、こうして一緒に色々な取材を受けさせていただいたり、ドラマの前室で過ごしたりしていると、すごく穏やかで、気が付いたら2人で笑っていたりする時間があります。ドラマの内容的にも、常に明るいストーリーではないので、演じている私たちが、撮影の最中に楽しんでいる時間を作れることが私にはとても心地よいので、“一緒にいてくれてありがとうございます”という気持ちで過ごしています」
―視聴者の方にメッセージをお願いします。
「この作品は、誰かのことを純粋に思ったり、誰かのために何かをしてあげるっていうことはとても素敵なことなんだな、と改めて感じられるドラマになっていると思います。逆に、人を思って何かをすることが、相手にとっては酷な面もあったりするという、人間のリアルな部分も描いている作品でもあります。今少し心がモヤモヤしていたり、自分のこれから先のことがちょっと不安だったりする方が、このドラマを見てどこか救われる部分もあると思います。『君が心をくれたから』をぜひご覧ください」
◆山田裕貴
―この作品のオファーを受けた感想は。
「この作品はファンタジーもあり、ラブストーリーでもありますが、このドラマを見ていただくことで、日々の幸せや、当たり前にあるものをすごく大事にしようと、色々な人に思ってもらえるような作品だと思います。僕自身もこういうお話はとても好きなので、オファーを受けた時は、“こういう作品がやりたかった”とうれしかったです」
―永野芽郁さんとは『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』以来の共演となりますが、印象はいかがですか。
「(撮影が始まったばかりの時期は)人によっては、まだ距離を感じたりもすることもありますが、永野さんは近いところにいてくれるのでお芝居やそれ以外の面でも、とても助けられています。印象は以前から変わっていないのですが、今の方が(お互いに)すごく自然体でいられていると思います」
―視聴者の方にメッセージをお願いします。
「『君が心をくれたから』というタイトルの通り、人は色々な人から、色々な言葉をもらったり、行動をもらったりしますが、それは“相手の心をもらう”ということだと思います。この2人がどういう風に心をあげあうのか、そして、その最中には辛く悲しいこともあったりして物語は進んでいくので、この2人がどうなっていくのか、ぜひ見守っていただければと思います。毎話泣けます!」