松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）。11月5日放送の第42回では、石田三成（中村七之助）が家康を討ち取るため挙兵し、上杉討伐のため大坂を離れた家康から留守を任されていた鳥居元忠（音尾琢真）と妻・千代（古川琴音）が最期を迎える様子が描かれた。12日放送の第43回は、家康と三成の戦いはどんな展開になるのか。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　NHKによると、徳川秀忠（森崎ウィン）率いる主力軍が来ないという展開に。真田の罠にはまってしまったのだ。西軍に圧倒的に数で劣る家康は、野戦での勝負を決断。決戦の地に関ヶ原を選ぶ。そして大量の密書をばらまき、敵に切り崩しを仕掛ける。優位に立つ三成は呼応するように兵を進め、両陣合わせ15万が集結、天下分け目の大戦が始まる。一方、大坂では家康の調略に動揺する毛利輝元（吹越満）に、茶々（北川景子）は不満を募らせるという。

　第43回のサブタイトルは『関ヶ原の戦い』。いよいよ天下分け目の大戦が始まる。公式サイトの予告映像では、激しい戦闘シーンとともに三成の「勝ってみせる……勝たねばならぬ」という鬼気迫る声が聞こえた。一方の家康は「ここが我らが果てる地じゃ」という覚悟を感じる冷静な声。また、茶々（北川景子）が怒りに満ちた様子で何か叫ぶ映像とともに、阿茶（松本若菜）が「命を絶つ覚悟であります」という声も聞こえた。

　天下分け目の大戦となると、激しく迫力ある戦闘シーンも注目の一つだと思うが、兵の数で劣る家康がばらまく大量の密書の内容と効果も見どころのような気がする。また、阿茶の覚悟から女性たちの戦いも気になる。第43回では、この作品らしさを感じる『関ヶ原の戦い』を期待できそうな気がする。