仁村紗和、民放連ドラ初主演 苦学生たちのクライムサスペンス「現代で生きる『私たち』の物語です」
俳優の仁村紗和が12月4日に放送スタートするテレビ東京系連続ドラマ『SHUT UP』(月曜午後11時6分)で民放連続ドラマ初主演を果たすことが7日、分かった。併せて、莉子、片山友希、渡邉美穂の出演が発表された。
12月4日放送開始 テレ東『SHUT UP』
俳優の仁村紗和が12月4日に放送スタートするテレビ東京系連続ドラマ『SHUT UP』(月曜午後11時6分)で民放連続ドラマ初主演を果たすことが7日、分かった。併せて、莉子、片山友希、渡邉美穂の出演が発表された。
本作は、学費も生活費も自分で稼ぐ、貧しい状況で身を寄せ合う苦学生たち。「それでも今を諦めたくない」と思いながら、日々を懸命に生きていた。しかし、ある日その中の一人が予期せぬ妊娠をしたことをキッカケに運命が狂いだすクライムサスペンスだ。
主人公・田島由希を演じるのは民放連続ドラマ初主演となる仁村。ドラマ『あなたのブツが、ここに』(NHK)、『私のお嫁くん』『真夏のシンデレラ』(フジテレビ)、映画『658km、陽子の旅』など話題作に数多く出演し、幅広い役柄で活躍目覚ましい仁村が、どんな困難も諦めない、真っ直ぐで芯のある役を演じる。
そして由希と同じ大学に通い、共に寮で暮らす友人3人も発表。インカレサークルに所属し、控えめな性格で心優しい川田恵を演じるのは、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ)、『アオハライド』(WOWOW)など、瑞々しいお芝居で注目を集める莉子。さらに、莉子演じる恵と同じインカレサークルに所属し、いつでも冷静な現実主義者・工藤しおり役を、映画『茜色に焼かれる』に出演し、第46回報知映画賞で新人賞、第43回ヨコハマ映画祭で助演女優賞を受賞し、2023年度後期NHK連続テレビ小説『ブギウギ』でヒロインの同期役としても話題となった片山。そして、素直で明るいムードメーカー・浅井紗奈役を、日向坂46の元メンバーであり、最近では『イチケイのカラス スペシャル』(フジテレビ)、ミュージカル『SUNNY』に出演するなど、精力的に活躍の幅を広げる渡邉が演じる。
そして監督には、映画『猿楽町で会いましょう』、ドラマ『ロマンス暴風域』を手掛け、話題を呼んだ児山隆。人間の暗部や欠落、若者の刹那的衝動、社会の歪みなどを鮮やかな切り口で映し出す。
脚本は、今年1月クールに放送されたドラマ24『今夜すきやきだよ』、北米最大の日本映画祭「JAPAN CUTS」コンペティション部門「Next Generation」にて、大林宣彦監督の名を冠した「大林賞(Obayashi Prize)」を受賞した映画『彼女来来』や、「浅草九劇賞」の特別賞を受賞した舞台『とりわけ眺めの悪い部屋』を手掛けた山西竜矢氏が務める。
仁村のコメントは以下の通り。
○仁村紗和
――本作の出演オファーを受けた時の感想、台本を読んでみての感想をお聞かせください。
「台本を読ませて頂いて感じた事は、まずこの物語は現代を生きる上でとても大切な事が沢山描かれていると思いました。経済的な格差やジェンダー格差など、様々な格差を表現する言葉が生まれている今の世の中でたくさんのSNSが普及していて情報の速さが人間関係、社会生活にも影響していて、改めて自分自身を守るためにYESやNOを表現する大切さを感じました。互いの正義のための行動が正解か不正解かは置いといて、格差がある世の中で生きる女性たちにとっては遠くない現実の物語だと思いました」
――演じられる役どころについての印象などお聞かせください。
「私が演じる由希は、正義感が強く面倒見は良い方で良い意味でごくごく普通の大学生。このくらいの年齢の方々は自分はこれから何をしたいのか、漠然とした将来への不安や孤独感、目の前の人間関係やSNSの影響をたくさん受けてしまう年代だと思います。きっと由希もそのうちの1人で等身大にリアルに演じていけたら良いな、と思いました」
――撮影等これからになりますが、初主演として意気込みをお願いいたします。
「正直主演ということで、どういうドラマになるかドキドキしていますが、なによりも心強い若いキャストの皆様と一緒に物語を作り上げていくのがすごく楽しみです。本読みでお会いしましたがとても個性があり素敵な方々で、監督もとても明るい方なので、内容はリアルな内容ではありますがポップなドラマになるのではないかと思っております。気負わずにこの明るいチームの皆様と楽しく、良いドラマをお届けできたらと思います! 宜しくお願い致します!」
――視聴者のみなさんへみどころなどメッセージをお願いいたします。
「まず『SHUT UP』というタイトルに驚かれたと思いますが、『自分の事は自分自身で決める』そんな強さが込められているタイトルだと思います。このドラマは自分が自分でいる事の大切さ、当たり前という言葉は無く様々な環境や文化がある現代で生きる『私たち』の物語です。物語のハラハラドキドキする展開を楽しみながらお互いに認識を確認できる時間になると思いますし、衣装や映像も素敵なものになる予感なので見ていて楽しいドラマになっていると思いますので楽しみにしていて下さい!」