松本潤が主演を務め、徳川家康を演じるNHKの大河ドラマ『どうする家康』（日曜午後8時）。11月5日放送の第42回では、石田三成（中村七之助）が家康を討ち取るために挙兵し、上杉景勝討伐のため会津に向けて進軍した家康から留守を任された鳥居元忠（音尾琢真）と鳥居の妻・千代（古川琴音）が伏見城で三成側の軍勢と戦う様子が描かれた。ネットでは鳥居夫妻の壮絶な最後の戦いに「夫婦愛がすごい」という声があふれた。

（※以下、ドラマの内容に関する記述があります）

　伏見城を攻める三成側の軍勢は2万5000。一方、伏見城を守る軍勢はわずか2000。鳥居は銃弾を受けて倒れ、駆け寄る千代に「生きてほしい」と城外に逃げるように伝えた。だが、千代は拒否。夫と一緒に戦う意思を示した。その後、鳥居は数えきれない仲間が先に逝ったとし、「ようやくわしの番がきたんじゃ。うれしいのう」と千代に語りかけた。夫の言葉に千代は「私も……ようやく死に場所を得た。ありがとう存じます。だんなさま」と感謝し、夫婦一緒に最期を迎える覚悟を示した。

　鳥居は家臣らに「わしはこれより城を枕に討ち死にいたす」と語ると、逃げたい者は逃げるようにと伝えた。だが、家臣らは「生きるも死ぬも殿と一緒でござる」と言い、鳥居は家臣らと最後の力をふりしぼって敵と戦った。そんな中、銃声が響くと千代が銃弾に倒れる展開に。最後はなお立ち上がって戦おうとする千代に、鳥居が肩を貸し、2人で支え合うように立ち上がると鳥居は「殿……お別れだわ。浄土で待っとるわ」と千代と一緒に敵に向き合う壮絶な最期が描かれた。

　ネットでは「ラブラブ夫婦」「なんてカッコイイ夫婦」「夫婦愛がすごい」「見事な最期」「愛と絆に結ばれた2人の最期」「2人の覚悟に涙」「2人の立派な最期」「涙止まらない」「つらい」「悲しい」「切ない」「涙せん崩壊」という声であふれた。