鈴木千裕、下馬評覆す大金星 前代未聞のKO劇に海外も衝撃「なんてこった」「異常なノックアウト」

格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 7」(アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)が4日、行われた。メインイベントとして行われたRIZINフェザー級タイトル戦では挑戦者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が王者・ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1R・1分28秒でKO勝ちを収めた。

「RIZIN LANDMARK 7」で対戦したヴガール・ケラモフ(上)と鈴木千裕【写真:(C)RIZIN FF】
「RIZIN LANDMARK 7」で対戦したヴガール・ケラモフ(上)と鈴木千裕【写真:(C)RIZIN FF】

ケラモフを破り、フェザー級王者に

 格闘技イベント「RIZIN LANDMARK 7」(アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナ)が4日、行われた。メインイベントとして行われたRIZINフェザー級タイトル戦では挑戦者・鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が王者・ヴガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)に1R・1分28秒でKO勝ちを収めた。

 約1年前の予言通りになった。鈴木は、ケラモフが王者になることを予想し、その上で「日本人でそのチャンピオンと戦えるのは自分だけ。外国人の力を持った日本人なので」と豪語していた。

 RIZIN初の海外大会。アゼルバイジャン国民の歓声が会場を包む。挑戦者にとっては圧倒的にアウェーな環境であり、下馬評もケラモフ有利だった。それでも鈴木の表情は良い。緊張ひとつ見せない自信に満ちた顔つきだった。

 細かいジャブフェイントから入る鈴木。序盤はお互いに間合いを探っていたが、開始1分がたつとケラモフのワンツーからの片足テイクダウンでグラウンドに持ち込まれる。

 鈴木は下の展開からクローズドガードに足を組み、ケラモフと密着し、グラウンドパンチができる距離をつぶす。それでも力でスタッグガードへの移行を許すと重たい鉄ついに襲われる。

 見逃してしまうほど、一瞬の出来事だった。不利な下からのポジションから強力な踵を顔面にヒットさせ、そのままグラウンドパンチを連打。完全にケラモフの意識が飛んだところでレフェリーが試合を止めた。鈴木は1R・1分28秒で衝撃のKO勝ちを収めた。

 前代未聞のKO劇にネット上では「異常なノックアウトとアップセット」「再び歴史を作りました!」「すげえ勝ち方だよな」「なんてこった」「下から失神KO」「歴史動いてて草」「観客が唖然としてる」「格闘技面白過ぎる」など国内外から興奮の声が上がっていた。

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